お久しぶりです。前回、こちらの記事(http://kintetsu2412.livedoor.blog/archives/9940328.html)で
お伝えしました、近鉄において2021年7月3日に実施されるダイヤ変更の詳細が判明しました。
減便と言われれば減便ですが、管理人の地元は減便の対象からギリギリ逸れている区間であったため、
特に痛みは被りませんでした。そんなことは置いておいて、ダイヤ変更について
その特徴を見ることにしましょう。
まずは大阪線。
下り列車から見ていくことにします。
2020年3月変更ダイヤとの比較も実施します。
・始発列車の時刻…旧ダイヤとの変化なし
・最終列車の時刻…既報通り20分繰り上げ(24時28分→24時8分。行先は高安行きのまま)
まずは大阪上本町を基準としてみます。
・下り平日で特筆すべき点
①5時41分発大和八木行き各駅停車→新ダイヤで5時40分発名張行き各駅停車に
時刻表を辿ってみると名張7時13分発伊勢中川行き急行が設定されています。
この列車の名張到着は7時12分なので、恐らくこの列車はトイレ付4両が充当されます。
大和八木6時39分発伊勢中川行き急行の区間短縮という形です。
②五十鈴川行き急行減便(現行12本→新ダイヤでは5本に。7本が伊勢中川行きに短縮か廃止)
短縮される列車は全て、
伊勢中川で名古屋から来た五十鈴川行きに接続する形となります。
③昼間の区間準急が全て五位堂又は大和朝倉止めに統一
④謎の16時4分発高安行き準急の出現
高安で16時26分発(大阪上本町15時57分発)河内国分行きに接続する列車となります。
なぜこの設定をするのかは不明です。
⑤深夜時間帯のダイヤ調整
22時台に関して、現行4本ある区間準急が1本に減便されます。
それに合わせて高安止まりの各駅停車が現行3本あるうち、
2本が五位堂、大和朝倉まで運転されます。
22時39分には名張行き準急が設定されます。
この列車は、現行ダイヤ
22時36分発大和八木行き急行
22時41分発大和朝倉行き区間準急
の代替となります。
高安で22時30分発大和朝倉行き各駅停車に接続、
また大和八木で大阪上本町22時52分発の大和八木止まりの急行
からの接続を受けます。
また終点の名張到着は24時10分で、その1分後に
青山町行きに接続となっています。恐らく化けます。
そして気になる終電の繰り上げですが、
高安(大阪上本町時点で20分)・河内国分(大阪上本町時点で8分)と
大和八木(大阪上本町時点で3分だが、到着列車に関しては8分繰り上げ)となりました。
それ以外は列車接続の関係で2~3分程度繰り下がっているかまたは、現状維持のままでした。
ここからは名張→伊勢中川について。
⑥青山町→東青山間減便
既報通りです。
11時から14時にかけて、名張→伊勢中川の各駅停車が青山町止まりとなり、
1時間1本体制となります。
この時間帯、伊勢中川又は五十鈴川まで向かう急行が東青山始発の各駅停車と
接続することになります。
また夕方大阪上本町18時08分発宇治山田行き快速急行が、
今回の変更で名張まで短縮、名張から19時16分発宇治山田行き急行に変わります。
この列車は普段から8両で、青山町で切り離しを行う列車ですが、
今回の変更で切り離し駅を名張に変更しします。
これに関連する形で名張19時35分発伊勢中川行き各駅停車が廃止となります。
続いて上り平日について。
伊勢中川時点では始発・終発の変更なし。
特筆すべき点
①青山町始発五位堂行き各駅停車の設定
現行ダイヤで設定されている5時4分発の大阪上本町行き急行の代替として、
5時2分発五位堂行き各駅停車が設定されます。
五位堂から6時4分発大阪上本町行き急行に変わります。
②意味不明な化け運用の設定
現行ダイヤで青山町21時4分発大阪上本町行き急行として運転される列車が、
変更後21時03分発名張行き各駅停車に短縮されます。
ところが名張始発21時26分発大阪上本町行き急行が設定されています。
元々のダイヤでは21時27分発であったことを考えると、
化け運用ではないかという予想があります。
それとも車両変更を行うのでしょうか?
また五十鈴川15時18分発名張行き急行が設定されるのですが、
こちらも本をただせば現行ダイヤ15時18分発大阪上本町行き急行です。
名張からは16時35分発大阪上本町行き急行になるとされています。
これはどうも誤植のような気がしますが真相は如何に…
名張→大阪上本町においては特に目を引かれるものはありませんでしたが、
何故か五位堂→高安間の最終列車が繰り下がっていました。
上りの高安行き各駅停車は現行1本運転されていますが、
今回の変更で2本に増えます。
うち1本は大和朝倉23時18分発で、この駅始発です。
そして五位堂時点での時刻ですが、現行23時57分から24時8分へ繰り下がります。
高安の上り列車の終電繰り上げ
現行24時1分→変更後23時40分発
土休日についても見てみることにします。
まずは下り列車から。
大阪上本町→名張
始発・終発とも平日同様の状態
①五十鈴川行き急行減便、伊勢中川または名張止まりに短縮(現行13本→5本)
朝・昼・晩とも減便対象となりました。
なお、現行17時1分発五十鈴川行き急行の代替については、次項で説明します。
②夕ラッシュ時間帯快速急行運転時間帯の変更
現行では平日と同様、18時台から20時台の初便にかけて、およそ15分おきに運転される
快速急行ですが、今回の変更で17時25分から19時56分までの運転となり、
17時台と19時台に関しては1時間に2本の運転となります。
17時25分発に五十鈴川行き快速急行が設定されており、
名張でこの駅17時6分発の急行(名張止まり)の乗客を拾います。
つまり17時1分発の五十鈴川行き急行が17時25分の快速急行で代替されたと考えてください。
(五十鈴川の到着時刻はほとんど変わりません)
名張→伊勢中川間
平日と同様、青山町→東青山間の減便が見られます。
名張→伊勢中川間の各駅停車が青山町まで短縮されたことによりますが、
平日と同じなため、ここではあえて言及しません。
それ以外に特筆すべき点は見られませんでした。
それでは上りについて。
伊勢中川→名張間
こちらも伊勢中川時点で始発の繰り下げ、終発の繰り上げはありませんでした。
特筆するような点もなし。
名張→大阪上本町間
①2016年以来夕方に快速急行復活
2016年以降運転されてこなかった夕方時間帯の上り快速急行、
どうやら名張から上本町まで上る回送列車の時刻を活用する形で
再び運転されるとのこと。
名張17時17分発となります。
一方で急行が減便となり、17時台に三本松に停車する列車は1本となります。
これ以外は特に気になる点はありませんでした。
また、河内山本で接続する信貴線については、今回の変更で
特に変化がありませんでしたので、今回は解説を省略します。
特急列車についてはまた日を改めて投稿しますので、
よろしくお願いいたします。
次回は奈良線関連を扱うことになります。
それでは。
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お伝えしました、近鉄において2021年7月3日に実施されるダイヤ変更の詳細が判明しました。
減便と言われれば減便ですが、管理人の地元は減便の対象からギリギリ逸れている区間であったため、
特に痛みは被りませんでした。そんなことは置いておいて、ダイヤ変更について
その特徴を見ることにしましょう。
まずは大阪線。
下り列車から見ていくことにします。
2020年3月変更ダイヤとの比較も実施します。
・始発列車の時刻…旧ダイヤとの変化なし
・最終列車の時刻…既報通り20分繰り上げ(24時28分→24時8分。行先は高安行きのまま)
まずは大阪上本町を基準としてみます。
・下り平日で特筆すべき点
①5時41分発大和八木行き各駅停車→新ダイヤで5時40分発名張行き各駅停車に
時刻表を辿ってみると名張7時13分発伊勢中川行き急行が設定されています。
この列車の名張到着は7時12分なので、恐らくこの列車はトイレ付4両が充当されます。
大和八木6時39分発伊勢中川行き急行の区間短縮という形です。
②五十鈴川行き急行減便(現行12本→新ダイヤでは5本に。7本が伊勢中川行きに短縮か廃止)
短縮される列車は全て、
伊勢中川で名古屋から来た五十鈴川行きに接続する形となります。
③昼間の区間準急が全て五位堂又は大和朝倉止めに統一
④謎の16時4分発高安行き準急の出現
高安で16時26分発(大阪上本町15時57分発)河内国分行きに接続する列車となります。
なぜこの設定をするのかは不明です。
⑤深夜時間帯のダイヤ調整
22時台に関して、現行4本ある区間準急が1本に減便されます。
それに合わせて高安止まりの各駅停車が現行3本あるうち、
2本が五位堂、大和朝倉まで運転されます。
22時39分には名張行き準急が設定されます。
この列車は、現行ダイヤ
22時36分発大和八木行き急行
22時41分発大和朝倉行き区間準急
の代替となります。
高安で22時30分発大和朝倉行き各駅停車に接続、
また大和八木で大阪上本町22時52分発の大和八木止まりの急行
からの接続を受けます。
また終点の名張到着は24時10分で、その1分後に
青山町行きに接続となっています。恐らく化けます。
そして気になる終電の繰り上げですが、
高安(大阪上本町時点で20分)・河内国分(大阪上本町時点で8分)と
大和八木(大阪上本町時点で3分だが、到着列車に関しては8分繰り上げ)となりました。
それ以外は列車接続の関係で2~3分程度繰り下がっているかまたは、現状維持のままでした。
ここからは名張→伊勢中川について。
⑥青山町→東青山間減便
既報通りです。
11時から14時にかけて、名張→伊勢中川の各駅停車が青山町止まりとなり、
1時間1本体制となります。
この時間帯、伊勢中川又は五十鈴川まで向かう急行が東青山始発の各駅停車と
接続することになります。
また夕方大阪上本町18時08分発宇治山田行き快速急行が、
今回の変更で名張まで短縮、名張から19時16分発宇治山田行き急行に変わります。
この列車は普段から8両で、青山町で切り離しを行う列車ですが、
今回の変更で切り離し駅を名張に変更しします。
これに関連する形で名張19時35分発伊勢中川行き各駅停車が廃止となります。
続いて上り平日について。
伊勢中川時点では始発・終発の変更なし。
特筆すべき点
①青山町始発五位堂行き各駅停車の設定
現行ダイヤで設定されている5時4分発の大阪上本町行き急行の代替として、
5時2分発五位堂行き各駅停車が設定されます。
五位堂から6時4分発大阪上本町行き急行に変わります。
②意味不明な化け運用の設定
現行ダイヤで青山町21時4分発大阪上本町行き急行として運転される列車が、
変更後21時03分発名張行き各駅停車に短縮されます。
ところが名張始発21時26分発大阪上本町行き急行が設定されています。
元々のダイヤでは21時27分発であったことを考えると、
化け運用ではないかという予想があります。
それとも車両変更を行うのでしょうか?
また五十鈴川15時18分発名張行き急行が設定されるのですが、
こちらも本をただせば現行ダイヤ15時18分発大阪上本町行き急行です。
名張からは16時35分発大阪上本町行き急行になるとされています。
これはどうも誤植のような気がしますが真相は如何に…
名張→大阪上本町においては特に目を引かれるものはありませんでしたが、
何故か五位堂→高安間の最終列車が繰り下がっていました。
上りの高安行き各駅停車は現行1本運転されていますが、
今回の変更で2本に増えます。
うち1本は大和朝倉23時18分発で、この駅始発です。
そして五位堂時点での時刻ですが、現行23時57分から24時8分へ繰り下がります。
高安の上り列車の終電繰り上げ
現行24時1分→変更後23時40分発
土休日についても見てみることにします。
まずは下り列車から。
大阪上本町→名張
始発・終発とも平日同様の状態
①五十鈴川行き急行減便、伊勢中川または名張止まりに短縮(現行13本→5本)
朝・昼・晩とも減便対象となりました。
なお、現行17時1分発五十鈴川行き急行の代替については、次項で説明します。
②夕ラッシュ時間帯快速急行運転時間帯の変更
現行では平日と同様、18時台から20時台の初便にかけて、およそ15分おきに運転される
快速急行ですが、今回の変更で17時25分から19時56分までの運転となり、
17時台と19時台に関しては1時間に2本の運転となります。
17時25分発に五十鈴川行き快速急行が設定されており、
名張でこの駅17時6分発の急行(名張止まり)の乗客を拾います。
つまり17時1分発の五十鈴川行き急行が17時25分の快速急行で代替されたと考えてください。
(五十鈴川の到着時刻はほとんど変わりません)
名張→伊勢中川間
平日と同様、青山町→東青山間の減便が見られます。
名張→伊勢中川間の各駅停車が青山町まで短縮されたことによりますが、
平日と同じなため、ここではあえて言及しません。
それ以外に特筆すべき点は見られませんでした。
それでは上りについて。
伊勢中川→名張間
こちらも伊勢中川時点で始発の繰り下げ、終発の繰り上げはありませんでした。
特筆するような点もなし。
名張→大阪上本町間
①2016年以来夕方に快速急行復活
2016年以降運転されてこなかった夕方時間帯の上り快速急行、
どうやら名張から上本町まで上る回送列車の時刻を活用する形で
再び運転されるとのこと。
名張17時17分発となります。
一方で急行が減便となり、17時台に三本松に停車する列車は1本となります。
これ以外は特に気になる点はありませんでした。
また、河内山本で接続する信貴線については、今回の変更で
特に変化がありませんでしたので、今回は解説を省略します。
特急列車についてはまた日を改めて投稿しますので、
よろしくお願いいたします。
次回は奈良線関連を扱うことになります。
それでは。
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コメント
コメント一覧 (1)
下り区間準急の10連運転は前回のダイヤ改正で消滅しましたが、恐らく今回も継続の方針でしょうか。
そちらの方がいいですもんね確かに
kintetsu2412
がしました