http://kintetsu2412.livedoor.blog/archives/10357581.htmlの続きです。
今回で本線系統は終わりです。
今回は南大阪線・長野線・吉野線と、朝晩の一部の列車が直通している御所線の
新しいダイヤについて、現行ダイヤと比較しつつ確認していこうかと思います。
まずは平日下り列車について
大阪阿部野橋の時点において、
始発時刻は現行通り5時25分ですが行先が
現行の吉野行きから河内長野行きへ変更、
最終列車時刻は現行24時27分から25分繰り上がり、
24時2分となります。また行先も河内天美行きから古市行きとなります。
①大阪阿部野橋から橿原神宮前までの乗り継ぎが面倒に
始発列車の行先変更にも深くかかわっている話で、
現在大阪阿部野橋から橿原神宮前までは、5時25分発吉野行き各駅停車だけで
乗り通すことが可能です。
ところが今回の改正でそれが河内長野行きになるため、古市で乗換えなければならないうえ、
そこで接続する列車が6時2分発御所行きとなったため、2回乗り換えないと橿原神宮前に
辿り着けないという面倒な構成となりました。
なお、橿原神宮前・吉野までの到達時間は現行通りのままでした。
②昼間の急行を区間急行に格下げ
10時台から14時台までの急行を区間急行に繰下げます。
また現行ダイヤでは古市で準急、尺土で各駅停車に緩急接続を行っていますが、
区間急行となるため浮孔・坊城・橿原神宮西口が各駅停車無しでも
1時間4本確保が可能となったため、古市~橿原神宮前間の各駅停車は
該当の時間帯、運転が無くなります。
また、区間急行は橿原神宮前止まりの為、橿原神宮前から先吉野へは
各駅停車乗り継ぎとなります。
吉野線内含め特急と緩急接続はありませんが、大阪阿部野橋から吉野までの
昼間の所要時間が現行92分から95分となります。
なお、この影響かどうかは知りませんが、御所線の当該時間帯の列車本数が
1時間4本から1時間2本に減少となります。
③朝晩に吉野準急の設定
現行の平日ダイヤでは、吉野行き準急の設定はありません。
今回の変更で6時18分発、22時14分発でそれぞれ吉野行き準急が設定されます。
いずれも新設扱いですが、実質的には急行の格下げです。
なおこれに伴い、現行6時23分発富田林行き準急は運転取りやめとなります。
代替で古市6時43分発富田林行き各駅停車が新設され、これが準急との接続便となります。
吉野到着時間については、現行8時8分から変更ありません。
そして22時14分発は、六田から先大和上市・吉野神宮・吉野への最終列車となります。
これに伴う形で現行22時20分発橿原神宮前行き区間急行が河内長野行き急行に
変更となります。
なお準急の遅さを象徴するような、というか特急との格差を思い知らせてくれるダイヤに
なっています。
22時14分から26分後、今回の変更で行先が短縮された下市口行き特急が出発します。
14分発の準急が下市口に到着するのは23時40分、そして特急の到着時刻は23時44分。
この間56.7㎞、26分の差を4分にまで縮めてくる、やっぱ特急ってすげぇわ…と思わされました。
④古市→橿原神宮前最終列車統合
最終時間帯、古市発橿原神宮前方面行きに現在運転されている、
23時57分発橿原神宮前行き急行と23時59分発橿原神宮前行き各駅停車が
統合され、23時57分発橿原神宮前行き各駅停車が設定されます。
現行57分発の急行は尺土で御所行き最終に接続するダイヤとなっていますが、
今回の変更に伴う種別変更でもそれは維持される見込みです。
これに伴い、御所線の最終列車が繰下げとなります。
現行24時11分の所、5分繰り下げで24時16分発が最終となります。
上り列車についても
吉野基準で始発列車の繰り下げはありませんが、
大阪阿部野橋行き急行から古市行き急行に行先変更があります。
また、最終列車は19分繰り上げで24時21分から24時2分発に、
行先は六田行きで変更ありません。
①午前の上り急行2本を古市止まりに
吉野5時11分発および5時33分発の大阪阿部野橋行き急行が
古市止まりに短縮されます。
古市から大阪阿部野橋行き準急に種別変更を行うとともに、
河内長野方面から来た列車、または古市車庫から出庫してきた車両と
連結します。
なお、5時11分発は阿部野橋まで先着、5時33分発は古市で
河内長野から来た急行に接続します。
なお、河内長野6時24分発の準急が急行に昇格するのは
これが絡んでいます。
これ以外は特に特筆するような点は見受けられませんでした。
続いて土休日の下りを見ます。
大阪阿部野橋の時点で、始発列車の行先、出発時刻は現行通り、
最終列車に関しては平日と同様の時刻へ繰り上げとなります。
①19時台の吉野行き急行が橿原神宮前行き区間急行に短縮
なぜか19時台だけこのような現象が起こっています。
発車時刻に関しては現行ダイヤと同じです。
どうやら、尺土で緩急接続を行う古市始発の各駅停車が
当該時間帯において運転されないようで、その代替のようです。
なお、平日と同様橿原神宮前で吉野行き各駅停車に連絡します。
②大和上市・吉野神宮・吉野への最終列車大幅繰り上げ
大阪阿部野橋22時17分発吉野行き準急が運転されます。
現行ダイヤでは22時14分発で、終点まで先行逃げ切りであることは変わりありません。
しかしながら、現行ダイヤ22時40分発吉野行き特急が運転取りやめ。
また、大阪阿部野橋22時53分、現行ダイヤでは50分発の橿原神宮前行き区間急行は
新ダイヤでも存続しますが、橿原神宮前から23時39分発六田行きとなるため、
大和上市・吉野神宮・吉野へは最終列車の時刻が現行から33分の繰り上げとなります。
③夜間に南大阪線全線通しの各駅停車設定
今回の変更で大阪阿部野橋22時54分発橿原神宮前行き各駅停車が設定されます。
大阪阿部野橋発の橿原神宮前行き各駅停車そのものは、
現行ダイヤにおいても土休日1本だけ設定されていますが始発時間帯のみ。
現行ダイヤ22時54分発橿原神宮前行き準急の格下げとなっております。
古市へは23時4分発河内長野行き準急が先着となりますが、古市より先へは
先行逃げ切りとなります。
*23時10分発橿原神宮前行き特急も今回の変更で運転取りやめ
④壺阪山・吉野口行き運転取りやめ
現行ダイヤ橿原神宮前19時22分発吉野口行き各駅停車と、22時54分発壺阪山行き各駅停車が
それぞれ今回の変更で運転を取りやめます。
新田辺行き急行や平田町行き急行といった、平日だけの運行でもおかしくないような列車が
土休日にも設定される貴重な例でしたが、今回の変更で記録が難しくなりそうです。
なおこれに追随する形かどうかは知りませんが、現行吉野口7時16分発橿原神宮前行き各駅停車と、
壺阪山23時6分発橿原神宮前行き各駅停車はそれぞれ今回の変更で運転取りやめとなります。
続いて上り列車
吉野基準で、始発列車は変更なし、
終電は24時19分から24分繰り上げで23時55分発となります。
行先は六田行きで変わりません。
①吉野線上り準急の格下げ
現行ダイヤでは6時2分、また20時37分に大阪阿部野橋行き準急が
設定されていますが、今回の変更でともに各駅停車に格下げとなります。
6時2分発は橿原神宮前行きとなり、橿原神宮前からは現行ダイヤと同じとなります。
これに伴う到着時間の変更はないため、なぜ種別格下げを行うのかは謎です。
一方20時37分発は今回の変更で20時43分発となり、行先も古市行きとなります。
後続の21時4分発大阪阿部野橋行き特急が21時9分発大阪阿部野橋行き急行に
格下げとなることもあり、先行逃げ切りダイヤとなります。
なおこれに伴う形で現行21時7分発古市行き各駅停車が橿原神宮前始発となり、
橿原神宮前22時7分発となります。
②御所線からの準急運転取りやめ
現行ダイヤでは5時55分発として運転されているこの列車ですが、
今回の変更で古市行き各駅停車に変更されます。
なお古市で河内長野始発の準急と連結する見込みです。
大阪阿部野橋までの所要時間は、変更前より1分早くなります。
③上り区間急行復活
昼間のパターンダイヤにおいてもそうですが、夜間の一部急行が
区間急行に置き換えとなります。
現行ダイヤで該当するのは、橿原神宮前19時54分発、
20時24分発、20時54分発です。
この3本が区間急行に格下げとなります。
なおこれに伴い、吉野線内においても橿原神宮前止まりの各駅停車が
運転され、接続するダイヤとなります。
あとは個人的に気になるポイントは見当たりませんでした。
次回は支線(御所線除く)やけいはんな線のダイヤについて取り扱うこととなります。
特急に関してはその後になります。
それでは今回はここまで。
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今回で本線系統は終わりです。
今回は南大阪線・長野線・吉野線と、朝晩の一部の列車が直通している御所線の
新しいダイヤについて、現行ダイヤと比較しつつ確認していこうかと思います。
まずは平日下り列車について
大阪阿部野橋の時点において、
始発時刻は現行通り5時25分ですが行先が
現行の吉野行きから河内長野行きへ変更、
最終列車時刻は現行24時27分から25分繰り上がり、
24時2分となります。また行先も河内天美行きから古市行きとなります。
①大阪阿部野橋から橿原神宮前までの乗り継ぎが面倒に
始発列車の行先変更にも深くかかわっている話で、
現在大阪阿部野橋から橿原神宮前までは、5時25分発吉野行き各駅停車だけで
乗り通すことが可能です。
ところが今回の改正でそれが河内長野行きになるため、古市で乗換えなければならないうえ、
そこで接続する列車が6時2分発御所行きとなったため、2回乗り換えないと橿原神宮前に
辿り着けないという面倒な構成となりました。
なお、橿原神宮前・吉野までの到達時間は現行通りのままでした。
②昼間の急行を区間急行に格下げ
10時台から14時台までの急行を区間急行に繰下げます。
また現行ダイヤでは古市で準急、尺土で各駅停車に緩急接続を行っていますが、
区間急行となるため浮孔・坊城・橿原神宮西口が各駅停車無しでも
1時間4本確保が可能となったため、古市~橿原神宮前間の各駅停車は
該当の時間帯、運転が無くなります。
また、区間急行は橿原神宮前止まりの為、橿原神宮前から先吉野へは
各駅停車乗り継ぎとなります。
吉野線内含め特急と緩急接続はありませんが、大阪阿部野橋から吉野までの
昼間の所要時間が現行92分から95分となります。
なお、この影響かどうかは知りませんが、御所線の当該時間帯の列車本数が
1時間4本から1時間2本に減少となります。
③朝晩に吉野準急の設定
現行の平日ダイヤでは、吉野行き準急の設定はありません。
今回の変更で6時18分発、22時14分発でそれぞれ吉野行き準急が設定されます。
いずれも新設扱いですが、実質的には急行の格下げです。
なおこれに伴い、現行6時23分発富田林行き準急は運転取りやめとなります。
代替で古市6時43分発富田林行き各駅停車が新設され、これが準急との接続便となります。
吉野到着時間については、現行8時8分から変更ありません。
そして22時14分発は、六田から先大和上市・吉野神宮・吉野への最終列車となります。
これに伴う形で現行22時20分発橿原神宮前行き区間急行が河内長野行き急行に
変更となります。
なお準急の遅さを象徴するような、というか特急との格差を思い知らせてくれるダイヤに
なっています。
22時14分から26分後、今回の変更で行先が短縮された下市口行き特急が出発します。
14分発の準急が下市口に到着するのは23時40分、そして特急の到着時刻は23時44分。
この間56.7㎞、26分の差を4分にまで縮めてくる、やっぱ特急ってすげぇわ…と思わされました。
④古市→橿原神宮前最終列車統合
最終時間帯、古市発橿原神宮前方面行きに現在運転されている、
23時57分発橿原神宮前行き急行と23時59分発橿原神宮前行き各駅停車が
統合され、23時57分発橿原神宮前行き各駅停車が設定されます。
現行57分発の急行は尺土で御所行き最終に接続するダイヤとなっていますが、
今回の変更に伴う種別変更でもそれは維持される見込みです。
これに伴い、御所線の最終列車が繰下げとなります。
現行24時11分の所、5分繰り下げで24時16分発が最終となります。
上り列車についても
吉野基準で始発列車の繰り下げはありませんが、
大阪阿部野橋行き急行から古市行き急行に行先変更があります。
また、最終列車は19分繰り上げで24時21分から24時2分発に、
行先は六田行きで変更ありません。
①午前の上り急行2本を古市止まりに
吉野5時11分発および5時33分発の大阪阿部野橋行き急行が
古市止まりに短縮されます。
古市から大阪阿部野橋行き準急に種別変更を行うとともに、
河内長野方面から来た列車、または古市車庫から出庫してきた車両と
連結します。
なお、5時11分発は阿部野橋まで先着、5時33分発は古市で
河内長野から来た急行に接続します。
なお、河内長野6時24分発の準急が急行に昇格するのは
これが絡んでいます。
これ以外は特に特筆するような点は見受けられませんでした。
続いて土休日の下りを見ます。
大阪阿部野橋の時点で、始発列車の行先、出発時刻は現行通り、
最終列車に関しては平日と同様の時刻へ繰り上げとなります。
①19時台の吉野行き急行が橿原神宮前行き区間急行に短縮
なぜか19時台だけこのような現象が起こっています。
発車時刻に関しては現行ダイヤと同じです。
どうやら、尺土で緩急接続を行う古市始発の各駅停車が
当該時間帯において運転されないようで、その代替のようです。
なお、平日と同様橿原神宮前で吉野行き各駅停車に連絡します。
②大和上市・吉野神宮・吉野への最終列車大幅繰り上げ
大阪阿部野橋22時17分発吉野行き準急が運転されます。
現行ダイヤでは22時14分発で、終点まで先行逃げ切りであることは変わりありません。
しかしながら、現行ダイヤ22時40分発吉野行き特急が運転取りやめ。
また、大阪阿部野橋22時53分、現行ダイヤでは50分発の橿原神宮前行き区間急行は
新ダイヤでも存続しますが、橿原神宮前から23時39分発六田行きとなるため、
大和上市・吉野神宮・吉野へは最終列車の時刻が現行から33分の繰り上げとなります。
③夜間に南大阪線全線通しの各駅停車設定
今回の変更で大阪阿部野橋22時54分発橿原神宮前行き各駅停車が設定されます。
大阪阿部野橋発の橿原神宮前行き各駅停車そのものは、
現行ダイヤにおいても土休日1本だけ設定されていますが始発時間帯のみ。
現行ダイヤ22時54分発橿原神宮前行き準急の格下げとなっております。
古市へは23時4分発河内長野行き準急が先着となりますが、古市より先へは
先行逃げ切りとなります。
*23時10分発橿原神宮前行き特急も今回の変更で運転取りやめ
④壺阪山・吉野口行き運転取りやめ
現行ダイヤ橿原神宮前19時22分発吉野口行き各駅停車と、22時54分発壺阪山行き各駅停車が
それぞれ今回の変更で運転を取りやめます。
新田辺行き急行や平田町行き急行といった、平日だけの運行でもおかしくないような列車が
土休日にも設定される貴重な例でしたが、今回の変更で記録が難しくなりそうです。
なおこれに追随する形かどうかは知りませんが、現行吉野口7時16分発橿原神宮前行き各駅停車と、
壺阪山23時6分発橿原神宮前行き各駅停車はそれぞれ今回の変更で運転取りやめとなります。
続いて上り列車
吉野基準で、始発列車は変更なし、
終電は24時19分から24分繰り上げで23時55分発となります。
行先は六田行きで変わりません。
①吉野線上り準急の格下げ
現行ダイヤでは6時2分、また20時37分に大阪阿部野橋行き準急が
設定されていますが、今回の変更でともに各駅停車に格下げとなります。
6時2分発は橿原神宮前行きとなり、橿原神宮前からは現行ダイヤと同じとなります。
これに伴う到着時間の変更はないため、なぜ種別格下げを行うのかは謎です。
一方20時37分発は今回の変更で20時43分発となり、行先も古市行きとなります。
後続の21時4分発大阪阿部野橋行き特急が21時9分発大阪阿部野橋行き急行に
格下げとなることもあり、先行逃げ切りダイヤとなります。
なおこれに伴う形で現行21時7分発古市行き各駅停車が橿原神宮前始発となり、
橿原神宮前22時7分発となります。
②御所線からの準急運転取りやめ
現行ダイヤでは5時55分発として運転されているこの列車ですが、
今回の変更で古市行き各駅停車に変更されます。
なお古市で河内長野始発の準急と連結する見込みです。
大阪阿部野橋までの所要時間は、変更前より1分早くなります。
③上り区間急行復活
昼間のパターンダイヤにおいてもそうですが、夜間の一部急行が
区間急行に置き換えとなります。
現行ダイヤで該当するのは、橿原神宮前19時54分発、
20時24分発、20時54分発です。
この3本が区間急行に格下げとなります。
なおこれに伴い、吉野線内においても橿原神宮前止まりの各駅停車が
運転され、接続するダイヤとなります。
あとは個人的に気になるポイントは見当たりませんでした。
次回は支線(御所線除く)やけいはんな線のダイヤについて取り扱うこととなります。
特急に関してはその後になります。
それでは今回はここまで。
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