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なにわ筋線でいずれ息を吹き返すのではないか?
という予測も立てられていた南海高野線汐見橋支線。


しかし、現実は非情でした。


2011年の運輸局調査の時点で、汐見橋線経由では黒字化達成は困難といわれ、
ある程度絶望的な状況には
なっていましたが、まだ確定ではなかったため、僅かな希望がありました。

かつての栄華を取り戻すという。




なにわ筋線計画は、25年以上も前から始まっており、

1990年の時点では、汐見橋線経由の可能性を以下のように示していました。

汐見橋線経由の場合、汐見橋・芦原町の2駅を地下化して、路線を移設する。

当初、こちらの案に力を入れていたようです。


しかし、今年3月、報道各社が、
JR・南海がなにわ筋線を「南海なんば」経由で建設する覚書を交わしたと一斉に
発信。

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もしこれが事実であった場合、汐見橋線にとっては殆ど死刑を宣告されたような
ものです。


現在は完全に盲腸線と化した汐見橋線。

1時間2本で、大阪市内で始発が遅く、最終が早い路線として
現在も運転されています。

大阪のミナミの下町を2両の車両が
のそのそと走る姿は、いつみてもどこか昭和の雰囲気を醸し出してくれます。

鉄道ファンの見地としては、残っていてほしい

というのが本心ですが、需要がこちらに向かないとなると
さらに存続は難しくなるな…

とネガティブに考えてしまいます。


この先の汐見橋線は、いったいどのような道を歩むのでしょうか。