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大阪線の下り急行625列車(大阪上本町6:25→五十鈴川8:57)。

時刻表を調べていくうちに、相当どころがどえらい不憫な列車だと気づきました。

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まず上本町→国分まで先行して、名古屋行き特急を待避


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その次は榛原で宇治山田行き特急を待避。


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青山町で名古屋行き特急を待避。

2回待避した挙句に青山町にたどり着くまでに90分かかる
とんでもない鈍足急行ですが、問題はこの次。


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伊勢中川に8:23に到着した後、そのまま出発せずに8:26発の賢島行き
普通電車を先に出発させ、伊勢中川を出発するのは結局8:30。


かなり不憫な扱いでしょ?

なぜこうなっているのかといいますと、
名古屋線と関連付けて考える必要があります。

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その前に、
単純に考えれば8:26発の普通電車は625列車到着後すぐに出発することができます。
その気になれば1分程度のラグを開けるだけでも十分です。

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これは名古屋線の普通列車(富吉6:30発)の到着も8:23の為で、
無理して出発を3分引っ張る必要はどこにもありません。

しかしその一方で普通列車をしばらく待たせても構わないはずです。

この時間帯はちょうど周辺の高等学校の始業時間帯と重なっており、
通学に使う乗客の数は非常に限られた木野となります。

その為急行が8:23/8:24発位の設定で行っても特に大きな支障はないはずです。


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しかしそれができない理由は、625列車は名古屋行き急行と接続するのがまず1点。

この急行が8:26発のため、どうしても8:26発以降でないと出発できません。


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そして事態を混乱させるおおもとの松阪行き急行。

これの伊勢中川到着が8:29で、出発が8:36です。
そう、この急行は逆に625列車に連絡しているのです。

そして625列車は松阪で伊勢中川8:26発の普通と連絡し、五十鈴川まで向かいます。


あえて言うとすれば、「時間の無駄遣い」とでもいうべきでしょうか?



伊勢中川で連絡して通勤・通学輸送の一端を担う点でいえば、
625列車の存在意義も十分理解できますが、
しかしそれは伊勢中川までに限定した話で、それ以降は特に何か
必要かといわれるとそうでもないというのが理由です。


伊勢中川8:26発の普通への連絡であるならば、

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名古屋から来た松阪行き急行を五十鈴川や宇治山田行きなりに変更して、
到着・出発を8:29/8:30にすれば済む話です。

こうすれば伊勢中川8:26発の普通とも易々接続が可能です。


しかもこの列車は大阪線のどの列車とも特に接続は取っていませんので、
わざわざ長時間停車する理由が見当たりません。

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この根底には松阪での折り返し運転が関与していますが、
だとすれば明星なり白塚なり、あるいは伊勢中川で終着にした625列車を
送り込むのもありです。
(運行される車両は明星所属ですから、名古屋線に入るのも不自然ではない。
ただし2両増結することが前提となります)。


この列車に関してはある程度ダイヤの見直しを行っておくべきではないかと
個人的に思いますが、皆さんはいかがでしょうか?


最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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