2019年02月


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今回訪問したのは、和歌山県伊都郡九度山町にある高野下駅です。

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辺り一面を山に囲まれた1面2線の島式ホームを持つ駅です。


高野線の山岳区間、最高速度はここから極楽橋まで33㎞/hの制限を受けます。
(九度山方は75㎞/h出す列車もある)

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基本的には普通列車またはなんばからの急行・快速急行が入ってきて
1時間に2本運転されるのが基本です。

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一部ではこの駅を始発・終着とする列車が運転されているほか、
2017年10月の台風災害時には運転可能区間の南端となって折り返しの
拠点として使用されたりと、山岳区間では比較的重要な位置を占める駅の一つです。


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駅構内。

2013年に無人駅となりますが、運転取り扱い要員が配置されているようです。
(管理人の訪問時にはそれらしき係員がいました。)

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券売機はタッチパネル式です。

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画像ではわかりにくいですが、改札は自動化されています。

右側が入口、左側は出口です。

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極楽橋方面へ向かう線路を渡ってホームへ上がります。


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駅名標。駅ナンバリングにはNK81が採用されています。

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ところでこのホーム、上屋の骨組みにはカーネギー社製などの
レールが使用されています。
それも1900年以前の年季ものが使用されている柱も。


それに呼応しているのか、
ホームには小規模ながら資料館があります。

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現コーポレートマークの他、旧社章が展示されています。

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また、小規模ながらエアコン付きの待合室も設置されています。




さて、高野下駅は1925年の開業当初、南海鉄道高野山駅として開業しました。

1932年に高野山電気鉄道が紀伊神谷まで路線を敷設すると乗換駅と
なりました。

1947年から現在の南海電鉄の所属となっています。

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2009年には駅舎含めた駅施設全体が近代化産業遺産に登録されました。

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駅の西側には花屏風が設けられています(こうや花鉄道)。

山間にあるだけあってかなり静かな駅でしたが、
見どころが非常に多かったです。

ぜひ一度、訪れてみてください。


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2月25日に発売されたコンパス時刻表。

新たに西日本区間の東海道線に導入される新快速列車に
「Aシート」なるものが導入されます。

時刻に関しても既に公表されています。

まずは姫路から大阪・京都方面です。

平日
3424A(Aシート連結運用の列番末尾はA)
網干7:22→はりま勝原7:25→英賀保7:28→姫路7:32/7:35→加古川7:47
→西明石7:58→明石8:02→神戸8:15→三ノ宮8:20→芦屋8:30→尼崎8:40
→大阪8:48→新大阪8:53→高槻9:04→京都9:17/9:19→山科9:25→大津9:29
→石山9:33→南草津9:38→草津9:41→守山9:45→野洲9:49


3516A
姫路18:10→加古川18:21→西明石18:31→明石18:35→神戸18:47
→三ノ宮18:52→芦屋19:00→尼崎19:08→大阪19:15→新大阪19:20
→高槻19:32→京都19:44/19:46→山科19:51→大津19:56→石山20:00
→南草津20:04→草津20:08→守山20:12→野洲20:16

土休日

3234A

姫路8:40→加古川8:51→西明石9:01→明石9:04→神戸9:17→三ノ宮9:21
→芦屋9:29→尼崎9:38→大阪9:45→新大阪9:50→高槻10:01
→京都10:14/10:15→山科10:21→大津10:25→石山10:29→南草津10:33
→草津10:36→守山10:40→野洲10:43

3294A

姫路16:10→加古川16:21→西明石16:31→明石16:35→神戸16:47
→三ノ宮16:52→芦屋17:00→尼崎17:08→大阪17:15→新大阪17:20
→高槻17:32→京都17:44/17:46→山科17:51→大津17:56→石山18:00
→南草津18:04→草津18:08→守山18:12→野洲18:16



野洲から京都・大阪方面

平日

3449A

野洲10:59→守山11:02→草津11:07→南草津11:11→石山11:15→大津11:19
→山科11:23→京都11:28/11:30→高槻11:43→新大阪11:54→大阪12:00
→尼崎12:06→芦屋12:13→三ノ宮12:22→神戸12:25→明石12:38→西明石12:42
→加古川12:53→姫路13:02

3541A

野洲20:59→守山21:02→草津21:06→南草津21:09→石山21:13→大津21:17
→山科21:22→京都21:27/21:29→高槻21:42→新大阪21:53→大阪22:00
→尼崎22:06→芦屋22:14→三ノ宮22:23→神戸22:27→明石22:40→西明石22:43→加古川22:54→姫路23:04/23:06→英賀保23:10→はりま勝原23:13→網干23:16


土休日

3257A

野洲11:59→守山12:02→草津12:07→南草津12:11→石山12:15→大津12:19
→山科12:23→京都12:28/12:30→高槻12:43→新大阪12:54→大阪13:00
→尼崎13:06→芦屋13:13→三ノ宮13:22→神戸13:25→明石13:38→西明石13:42
→加古川13:53→姫路14:02

3329A

野洲19:28→守山19:31→草津19:36→南草津19:39→石山19:43→大津19:47
→山科19:52→京都19:57/19:59→高槻20:12→新大阪20:23→大阪20:30
→尼崎20:36→芦屋20:44→三ノ宮20:53→神戸20:57→明石21:10→西明石21:14
→加古川21:24→姫路21:34



以上の通りです。

発表では網干~野洲間で運転を開始するとのことでしたが、
殆どは姫路~野洲系統で網干まで行くのは平日1往復に限られるようです。


この「Aシート」。

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京阪のプレミアムカーのような座席指定制ではなく、
あくまで乗車整理券を車内で購入するとのことなので、
定員制を採用しているようです。

(満員の場合は空席が出るまでドア付近で待機とのこと)


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こう聞くと、東日本区間のグリーン車自由席を連想します。
(こちらはグリーン車内に無料エリアが存在しない。車両に立ち入っただけで
グリーン車料金を徴収される)


座席のグレードが少し気になるところですが、
リクライニング機能・充電用コンセント・車内無料Wi-Fiが設けられるとのこと。

京阪のプレミアムカーの座席指定制を撤廃しただけのクオリティとなりそうです。

これは期待できる(確信)


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定期検査のため上野市に入場していたSE54編成が運用復帰しました。

台車の更新が行われていました。
(105号のブレーキパッドが変わっていた)

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SE55編成(木育トレイン)が入れ替わりで検査入場したっぽいです。

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こやつのフラットが酷いんですがそれは…。

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能勢電鉄3100系は、元阪急3100系3156Fを改造したうえで転籍した車両で、
画像の3120Fのみの在籍です。

1997年に運転を開始しました。

ところでこの全面顔、見ていて何かお気づきになりましたか?

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ところ変わって阪急今津線。

数年前に神戸本線から転属してきた5010F。

5000系で一番最初にリニューアル工事を受けた編成です。
上記の写真と見比べてみてください。

恐らく貫通扉の高さ及び種別灯の位置などがかなり似通っていることに
お気づきになられるかと思います。


この車両がリニューアルされたのが2000年の話です。

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9000系の登場していなかった時期、8両の最新鋭はこちらの8000系でした。

その為、リニューアル工事でも特に大規模な施工を施された5000系に関しては、
どことなく8000系に似た雰囲気があります。

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もし5000系が8000系に似た雰囲気だとすれば、
3100系も同様ということになります。更に出場時期から考慮すると、
3100系のこの改造顔は、今後の阪急リニューアル先頭車の
プロトタイプになったともいえる存在になります。


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その後能勢電鉄では同様の改造を施された車両は存在しないものの、
この改造顔そのものは随所に改良がくわえられたり、あるいはまったく別の形態
として出現しつつも、そのDNAは受け継がれています。

*主に7000・7300系がその餌食になっている。



3100系「私を甘く見てはいけない」



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能勢電鉄には、
数年前に尼崎の匠によって改造された3本の5100系が存在します。

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1本目の5136F。

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続いて5146F。更新されていた編成が尼崎に送られた事実は、
阪急電鉄ファンの度肝を抜いたと思います。

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そして5108F。

4+2+2の組成であったことから2両編成の置き換えにも使用されました。


この3本、何れも形態が異なります。

原型に近い順に5108・5146・5136ですが、
整理すると、

5108…大きな変更点無し

5136…LED化,車番位置変更

5146…LED化

といった感じです。

しかもその順序が明らかに逆
(これが5108→5146→5136の順に転用されたならこのような違いがあっても
それほど不思議ではない)であることに気づくと思います。


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なぜこうも転用改造の形態が後退しているのでしょうか?

当時まだ7000系に関しては転用改造工事は実施されておらず、
全て同じ形態に統一するのはそう難しくなかったはず。


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元々5100系自体全て幕式でしたし、猶更不思議です。

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阪神5500系のリニューアル工事の期間にも抵触していないことから、
謎はさらに深まるばかり。



現在7000系から改番された7200系の第2編成が
尼崎工場で改造工事を受けていますが、第1編成とどこかが異なった状態で
出場するのか、はたまた同一形態で出場するのか、見守りたいと思います。

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先日、十三にて6008Fの伊丹線転属回送と遭遇しました。

6108号車は6158号車に改められたほか、中間4両は要らない子として
正雀で編成を解かれました。


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今後伊丹線の3000系、特に3062Fが危ないのではないかという噂です。

となると残るのは3054Fですが、こちらを置き換えるのは一体どの編成に
なるでしょう?

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形式として最も候補に挙げやすいのは6000系であることは間違いありませんが、
どの編成があげられるかまでは予想がつきません。

今のところ保有する6000系で分けられる形態と言えば…

能勢電鉄に譲渡された6002F
通勤特急に対応可能な6006・6007・6011・6013・6015F

そして更新無しの6000F、その他6001F、6003F、6005Fとがあります。


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このうち2250系から6000系に転用された車両を組み込んでいるのは
6007・6011・6015の3編成です。


伊丹線に転属した6000系は6004・6008・6012の3編成ありますが、
このうち6012Fのみ2250系からの転用車を組み込んでいました。

しかし必ずしも2250系組み込みの編成が転用されたわけではないことから、
この3編成に真っ先に照準を合わせるのは早計でしょう。
現に上記3編成は何れも通勤特急に対応しています。

しかし今回置換に回った6008Fも通勤特急に対応していた編成であることから、
油断ができないというのが一つの評価です。

では通勤特急に対応していなくてかつ、日生エクスプレスへも対応していない
編成を列挙してみます。

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過去の実績さえも存在しないのは6000・6001・6003の3編成です。

このうち最も最古参になるのは6001ですが、クーラーキセを更新されているほか、
2018年4月にLEDライトに更新されています。

こちらも真っ先に置き換えるとは考えにくいです。



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そこで伊丹線に転属した車両のクーラーキセを見ると、全てこちらの6001Fのように
更新されています(6004・6008・6012とも)。

もしこの慣例に倣うとすれば、置き換えられる候補に挙げられるのは
6000・6001・6005・6006・6013(何れも非リニューアル)の5編成ですが、
6008Fはどうも短縮化までクーラーキセの更新はされていなかったらしく、
以上もあくまで推論としか言えません。

(6004Fも同様)

結局のところ何とも言えないということしか言えません。

ただ少なくとも、ここでほとんど言及しなかった6007・6015は
リニューアル工事を施工された編成であることから、
まぁ置き換えることはないだろうという程度です。

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本日伊賀市において忍者市宣言から2年が経過し、
上野市駅の愛称として「忍者市」駅が与えられました。

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それを記念としてSE51編成を使用した臨時列車が、
上野市~伊賀神戸で1往復運転されました。

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列番は9171及び9170として運行されました(定期+8000を付与した形)。

*スタフの撮影を運転士の方に快諾していただきました。ありがとうございます。


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上野市よりも忍者市の方を推したいのか、ホーム入り口には
こんなモニュメントも取り付けられました。


以上、報告でした。

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先日、鶴橋から天王寺まで移動したときに201系に乗車できました。

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現在桜島線内折り返しを除き、大阪環状線単独では2運用しか受け持っておらず、
午後以降の出庫はありません(異常事態が起こらない限りは)。
その2運用も午前中(午後の早い時間)には終了し、森之宮へ引っ込みます。

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最新鋭の323。既に17編成の導入が終了。

今年には323の導入を終えるということから201は必然的に
環状線から撤退することになります。


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出来れば103の時のような葬式鉄が
集まって混乱に陥ることの無い様に祈るばかりです。


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さて、このブログでは今まで多岐にわたるレア運用なるものを紹介してきましたが、
今回はその系統が設定されている理由として主だったものを超ざっくり解説したいと
思いますので、どうぞ最後までお付き合いください。

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①送り込み

最も多いのがこのパターン。

特に車庫のある駅から、車庫が併設されていない主要駅への回送をそのまま
営業運転に転用しているパターンとその逆が殆どですが、
一部では優等対優等の送り込みも存在します。

分かりやすい例で言うと
近鉄吉野線の六田~吉野系統の普通列車がそれにあたります。


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②他の駅・区間の本数調整

郊外に抜ける路線に行くほどこの傾向が強くなります。
特に利用客の少ない駅はわざわざ昼間に1時間3本も4本も止める需要は殆ど
ありません。停車することによるムダを削減する策とも言えます。

南海高野線の各停橋本行きと快急極楽橋行きの例が最もわかりやすいでしょう。
リンクを貼っておきますので是非ご覧ください。



関西大手私鉄におけるレア運用の存在理由の殆どは上記2つで説明がつきます。
この列車は何で1日1本しか運行されていないのか?と疑問に思ったら、
この2つの事由どちらに当てはまるか、ぜひ考えてみてください。

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さて、平日1本だけ運行される富田林行き急行。以前撮影はしたものの
乗車したことはなく、その後どうなるかについては取材できていませんでした。

先日それがようやくわかったっぽいので解説していきます。

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富田林行き急行は大阪阿部野橋を7時40分に出発します。
停車駅は古市・喜志のみで、富田林には8時09分に到着します。

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富田林到着後回送となり、富田林1号線奥の引き上げ線まで一度下がります。

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その後8時14分発の阿部野橋行き準急の出発を待って、

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富田林8時24分、当駅始発の阿部野橋行き普通に化けます。

富田林を始発とする阿部野橋行き普通はこの列車に限られます。
(この他17時台に古市行きが運行されています。)

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その後さりげなく南大阪線のパターンダイヤの中に組み込まれて行き、
阿部野橋到着は9時09分です。


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南大阪線の普通の殆どは藤井寺行きで、
古市までの運転はごく一部に限られます。

また藤井寺以北の普通列車は10分ヘッド。
富田林始発の列車が入り込むとなると、
その時間だけパターンダイヤが乱れます。


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朝ラッシュ、阿部野橋始発でどう考えても準急で足りそうな本数
(藤井寺の朝8時台、下り列車は8本。うち7本が準急)の所に
不自然に古市行きが入っているのはそのためです。


(阿部野橋8時01分発の普通に限り古市まで運転される)

ということで、ルポは以上です。


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