2021年06月

今回は記事の編集時間がそれほどないので、番外編扱いで
伊賀鉄道のダイヤ変更について少し取り扱います。


IMG_5667

まずは伊賀線から。

まずは伊賀神戸→伊賀上野、上り方面の変更点について。

伊賀神戸・上野市における始発列車と終発列車については変更ありません。

平日

全区間通し運転の増加

現在この区間を全区間通して運転する列車は14本ありますが、
この変更で2本が新たに全区間通しでの運転となります。


*現在伊賀神戸始発伊賀上野行きは
6:03、6:34、8:18、9:17、9:52、10:39、13:17、15:17、16:14、16:44、18:21、18:51、19:18、21:23

今回の変更で7:57、10:18の2便が伊賀上野行きに変更。また一部列車は時刻変更あり。

上野市→伊賀上野行き1本増便

殆ど①と関連します。

伊賀神戸10時18分発の列車が伊賀上野行きとして運行されることに伴い、
上野市から伊賀上野の区間で1本増便されます。

なお増便対象となるこの運用ですが、伊賀上野でJR関西線下り同駅10時59分発加茂行き普通に
接続します。これまでは接続が行われていなかったので相当使いやすくなりますね。



土休日

伊賀神戸→上野市の系統において、終電が2分繰り下がります。

現行23時3分発ですが、今回の変更で23時5分に繰り下がります。



伊賀神戸発伊賀上野行き増便

現行では
6:12、7:27、8:16、9:13、9:44、10:39、13:17、15:17、16:13、16:40、17:12、17:44、18:16、18:52
19:20、21:23の16本が伊賀神戸から伊賀上野まで直通するダイヤとなっていますが、

今回の変更で一部列車の時刻を変更の上、
11:16の便が伊賀上野行きとなります。



IMG_6841


続いて下り、伊賀上野→伊賀神戸について

平日

伊賀上野においては始発・終電の時刻の変更はありません。


上野市からの始発時刻繰り上げ

現行上野市の始発は5時18分ですが、今回の変更で5分繰り上げとなり、
5時13分発となります。伊賀神戸到着時刻についても5時38分となります。


これは大阪線下り、現行ダイヤで名張5時42分発伊勢中川行き各駅停車が
5時35分発に繰り上がったことに伴う措置です。


また、大阪方面については到達時間が短縮される見込みです。

現行ダイヤでは大阪上本町への到達は、

上野市5:18→伊賀神戸5:43/5:47→名張5:56/5:58→五位堂6:44/6:46→大阪上本町7:14

これが最速となっています(所要時間116分)。


今回の変更で
上野市5:13→伊賀神戸5:38/5:40→大阪上本町7:04
と、111分に短縮されます。

またこの急行は名張で名張始発大阪難波行き特急に接続します。

これに乗車すると大阪上本町6時44分着となり、上野市からほぼ1時間30分で
大阪に出られる計算となります。


賢島への最終連絡繰り上げ


現行賢島への最終連絡は

上野市21時12分発→伊賀神戸21時53分発五十鈴川行き急行



となっていますが、今回の変更で繰り上がります。

今回の変更で上野市20時46分発、伊賀神戸21時16分発松阪行き特急が最終連絡となります。

繰り上げ時間は26分となっています。


土休日に関しても始発の繰り下げ、終電の繰り上げ幅はそれほど極端ではなく、
近鉄大阪線およびJR関西線との連絡を目的とした小規模な修正に留まりました。


また、上り列車同様全線通しで運転される列車が増加となる他、
伊賀上野発伊賀神戸行きが1本増便されます。
これについては既に取り扱っている内容と重複するため、省略します。



以下、伊賀線の運用考察

ここからはかなり上級者向けのネタになります…。

伊賀線の運用ですが、今回の変更で一部区間で増発が行われたことに伴い、若干修正が
ある模様です。

平日についてはこちら。https://www.igatetsu.co.jp/jikokuhyouheijitsu210703.pdf


これに基づき伊賀線の車両運用について多少考察します。
以下、大半が列番。

①571→670→682→683→673→772(上野市入庫?)

②573→672→780→781→782→783→784→881→871→872→973→1070→1082→1181→1171→1172
1271→1272→1371→1372→1471→1472→1571→1572→1671→1672→1780→1781→1782→1783
1880→1881→1873→1970→1982→2081→2080→2181→2171→2172(終了。上野市入庫)

③680→681→671→770→773→870→873→970→980→981→1071→1072→1180→1183→1173→1270(上野市入庫)

④771→774→880→883→971→972→1080→1081→1073→1170→1182→1281→1280→1381→1373
1470(上野市入庫)

⑤1273→1370→1380→1481→1480→1581→1573→1670→1680→1683→1771→1772→1871→1872
1980→1983→1973→2070→2073→2170→2180→2281→2271→2370(上野市滞泊?)

⑥1473→1570→1680→1681→1673→1770→1773→1870→1882→1981→1971→1972→2071→2072
2173→2270(上野市入庫?)


増発については573(上野市5時55分)出庫の系統が担うことになりそうです。

運用数は6で、うち午前入庫が1、終日運用が1、そして昼過ぎに入れ替わる運用が4となる見込みです。



土休日に関しては増発がありませんが、直通運用が増えているので新たにそれを反映させます。


①571→670→682→683→780→781→773→870→880→883→971→972→1080→1081→1073→1170
1182→1281→1280→1381→1373→1470(入庫)

②680→681→671→672→771→772→873→970→980→981→1071→1072→1180→1181→1173→1270
(入庫)

③673→770→782→881→871→872→973→1070→1171→1172→1271→1272→1371→1372→1471
1472→1571→1572→1671→1672→1780→1781→1773→1870→1882→1981→1971→1972→2071
2072→2173→2270(入庫)

④1273→1370→1380→1481→1480→1581→1573→1670→1680→1683→1771→1772→1880→1881
1873→1970→1982→2081→2080→2181→2171→2172(入庫)

⑤1473→1570→1580→1681→1673→1770→1782→1783→1871→1872→1980→1983→1973→2070
2073→2170→2180→2281→2271→2370(入庫)



673(上野市6時53分)の出庫運用については丸1日稼働となります。

全体の運用数は5で、③以外は午後早い時間帯にに上野市で入れ替わる運用となります。




近鉄のダイヤ変更自体がそれほど規模の大きいものではなかったこともあり、
伊賀線のダイヤについても大きな変更はありませんが、始発の繰り上げによって
大阪までの到達が早くなるのは大きいと言えます。



それでは。

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今回は、名古屋・山田・鳥羽・志摩線の新ダイヤについて解説を入れる感じとなります。

名古屋線はそれほど大きな変化はありませんが、南側の閑散区間、特に鳥羽よりも賢島方は
1時間1本運転が発生するなど、状況が厳しくなっています。

そんな内容も踏まえながら解説を進めることとします。


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まずは平日の下り列車について。

名古屋基準で、

始発・終発とも現行からの変更はありません。(時刻・行先とも)


名古屋から四日市の区間は現行ダイヤからの変更はそれほどありません。

桑名行き普通列車1本を塩浜行きに変更

現在名古屋22時40分発、また23時11分発で運転されている桑名行き普通列車のうち、
22時40分発が22時46分発に変更の上、塩浜行きとなります。

現行ダイヤでは22時55分に四日市行き普通列車として出発した後、
四日市24時15分発塩浜行き普通に化ける運用でしたが、
これが解消されることになります。

なお、この列車が米野・黄金・烏森・八田・伏屋・戸田の各駅から
塩浜への最終列車であるとともに、四日市以南塩浜までの最終列車となります。


23時40分発四日市行き急行を準急に格下げ

現在運行されている23時40分発四日市行き急行が、今回の変更で
準急に格下げされます。

これに伴い現在運転されている23時29分発四日市行き普通列車は
富吉行きに短縮され、富吉で準急に接続となります。


塩浜以南津新町まで昼間1時間3本から2本へ

現在1時間3本運転されている津新町~四日市の区間ですが、
このうち名古屋毎時6分発の四日市行き準急から化ける津新町行き普通列車、

四日市基準で毎時1分発の便が、変更後毎時2分発となり、
10時台から15時台まで塩浜行きとなります。

急行・特急の既存のダイヤは殆ど変更されていないため、北楠以南の
列車間隔が不規則になります。


ここからは山田線・鳥羽線・志摩線の話です。

伊勢中川から鳥羽・賢島への終電繰り上げ(連絡も含めて)

現在この区間の最終列車ですが、

鳥羽行きは伊勢中川23時12分発で鳥羽到着は24時3分、
賢島行は伊勢中川22時8分発で賢島着が23時48分。


双方に接続する列車として、

鳥羽行きは以下の列車が該当していました。

大阪から
一般利用の場合:大阪上本町21時6分発青山町行き急行→青山町22時34分発伊勢中川行き各駅停車
特急利用の場合:大阪難波21時10分発松阪行き特急

名古屋から
一般利用の場合:21時41分発伊勢中川行き急行
特急利用の場合:22時5分発宇治山田行き特急


賢島行きは以下が該当でした。

大阪から
大阪上本町20時36分発五十鈴川行き急行

名古屋から
一般利用の場合:20時49分発松阪行き急行
特急利用の場合:21時15分発宇治山田行き特急


今回の変更で鳥羽行きが38分繰り上げで22時34分発に、
賢島行きも19分繰り上げで21時49分発が最終となるため、
それぞれ接続列車に関しても総じて繰り上げとなります。




鳥羽行き最終接続

大阪から
一般利用の場合:大阪上本町20時36分発宇治山田行き急行(30分繰り上げ)
特急利用の場合:大阪難波21時10分発松阪行き特急(変更なし)

名古屋から
一般利用の場合:21時21分発松阪行き急行(20分繰り上げ)
特急利用の場合:21時45分発宇治山田行き特急(20分繰り上げ)


賢島行最終接続


大阪から
一般利用の場合:大阪上本町19時53分発青山町行き快速急行→青山町21時10分発伊勢中川行き各駅停車
(43分繰り上げ)
特急利用の場合:大阪難波20時10分発松阪行き特急


名古屋から
一般利用の場合:20時31分発五十鈴川行き急行(18分繰り上げ)
特急利用の場合:21時10分発鳥羽行き特急(5分繰り上げ)


志摩線1時間1本運転の出現

志摩線の平日下り列車は8時台から13時台にかけて1時間1本の運転となります。
志摩線は大阪線青山町~東青山と並んで閑散区間であるため、今回減便することとなりました。


特急に関しても1時間1本の運転となる時間帯もあるため(一部が鳥羽までで打ち切り)、
志摩線そのものが大幅な減便となりました。


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続いて上り列車について。


賢島時点では、始発・終発とも変更前後で大きな変更はありません。
しかしながら賢島20時33分発名古屋行き特急の運転が鳥羽始発となり、
20時以降は1時間1本運転となります。

なお、宇治山田の終発が23時44分から23時13分へ繰り上げとなります。
*23時44分発の明星行きが運転取りやめ

また、下りと同様午前中の志摩線内の上りが1時間1本化されています。

特筆すべき点

18時台以降の準急が普通列車に置き換え

現行ダイヤでは、四日市18時26分、20時30分に上り準急が
運転されています。


今回の変更で、何れも出発時間はそのままで種別が普通列車に格下げとなります。
もともとこの2列車とも四日市まで普通列車として運転してその後準急に化ける
運用となっていましたが、今回の変更で種別普通のまま通しで運転ということに
なります。

*18時26分は伊勢中川、20時30分は津新町始発


なお、これに対応する形で富吉始発の名古屋行き普通が1本準急に昇格します。

対象となるのは19時10分の便で、変更後19時8分発名古屋行き準急となり、
蟹江で四日市18時26分発名古屋行き普通に連絡するダイヤとなります。

また、富吉21時14分発名古屋行き普通は、四日市20時30分発の準急が
普通に格下げされるに伴い、運転取りやめとなります。

これに伴う影響は最小限に留まるように調整されており、蟹江で四日市20時53分発
名古屋行き急行に接続することで、普通格下げへの影響はそれほどなさそうです。

特急運転取りやめに伴う最終連絡の変更

現在賢島20時33分発で運転される名古屋行き特急は、伊勢中川で21時56分発名張行き各駅停車、
また名張から22時40分発大阪上本町行き急行に乗り継ぐことで、大阪方面へ帰還する、
いわば大阪方面への最終連絡という側面がありました。

またこの乗り継ぎで阪神なんば線尼崎方面へ戻ることも可能で、非常に使い勝手の
ある列車でありました。

今回の変更で志摩線内の運転が取りやめとなるに際し、
大阪方面への最終連絡が大幅に繰り上がることとなります。


繰り上げ時間は38分で、19時51分発伊勢中川行き普通が最終連絡となります。

なお、鳥羽からは運転されるため、鳥羽以西では最終連絡の繰り上げはありません。




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それでは土休日の下りについて。

四日市→塩浜にかけての終電が26分(現行24時15分→23時49分)繰り上がっています。

その他気になった点。

津新町行き急行1本が伊勢中川行きに変更

現行名古屋21時5分発の津新町行き急行が伊勢中川行きに延長されます。
変更後の出発時刻は21時4分となり、伊勢中川で大阪線からの宇治山田行き急行、
また宇治山田乗換えで鳥羽までの一般列車最終連絡となります。


鳥羽・賢島への終電繰り上げ

平日同様、こちらにおいても終電が繰り上げられます。

何れも伊勢中川の時刻です。

鳥羽行きは31分繰り上げで現行23時12分発から22時41分発へ、

賢島行きは24分繰り上げで現行22時14分発から21時50分発へ。


又これに伴い連絡列車も変わります。




鳥羽行き

現行
大阪から一般利用:大阪上本町21時1分発青山町行き急行→青山町22時34分発伊勢中川行き各駅停車
大阪から特急利用:大阪難波21時10分発松阪行き特急
名古屋から一般利用:名古屋21時31分発津新町行き急行→津新町22時41分発、23時発伊勢中川行き普通
名古屋から特急利用:名古屋22時5分発松阪行き特急

変更後
大阪から一般利用:大阪上本町20時24分発宇治山田行き急行(37分繰り上げ)
*厳密に言えば最終の1本前に接続だがこれ以降一般のみで鳥羽へ乗り継ぐのは不可。

大阪から特急利用:大阪難波21時10分発松阪行き特急(変更なし)

名古屋から一般利用:21時4分発伊勢中川行き急行(27分繰り上げ)
*大阪からの一般利用と同様の事象

名古屋から特急利用:21時45分発宇治山田行き特急(20分繰り上げ)



賢島行き

現行
大阪から一般利用:大阪上本町20時23分発五十鈴川行き急行
大阪から特急利用:なし
名古屋から一般利用:20時50分発松阪行き急行
名古屋から特急利用:21時15分発宇治山田行き特急


変更後
大阪から一般利用:鶴橋19時56分発名張行き快速急行→名張21時9分発伊勢中川行き急行
(27分繰り上げ)
大阪から特急利用:大阪難波20時10分発松阪行き特急
名古屋から一般利用:20時31分発五十鈴川行き急行(19分繰り上げ)
名古屋から特急利用:21時10分発鳥羽行き特急(5分繰り上げ)



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上りも見ておきましょう。

賢島時点では始発の繰り下げ、終発の繰り上げはありませんでした。

ただし20時以降特急の運用が無くなり、賢島~鳥羽は純粋に1時間1本の
運転となります。

また宇治山田23時44分発明星行き普通列車の運転が取りやめとなり、
同区間の最終は23時13分発伊勢中川行きとなります。


最終連絡の変更


これについても直接関係があるのは大阪方面となります。
現在賢島20時40分発で大阪上本町行き特急が設定されていますが、
今回の変更でこちらも志摩線内での運転が取りやめとなります。
*鳥羽からは運行されます。

その為、大阪方面への最終連絡は賢島19時57分発伊勢中川行き普通となります。
43分の繰り上げとなっており、繰り上げ幅が極端に大きくなっているのが窺えます。




これ以外に特に土休日の上りにおいて重要視するべき点は
見当たりませんでした。特に四日市以北に関しては、
平日・土休日ともちょっとしたダイヤ修正はあったものの、
何れも抜本的な変更というよりも、元のダイヤから数本引き抜いた、
あるいは行先を短縮した、というのが殆どでした。



次回は南大阪線の新ダイヤについて取り扱います。

それでは。


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今回は京都・橿原線及びこれらの路線の列車が直通する区間についてみることとします。


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まずは下りについて

平日

京都駅基準です。

始発列車の時刻…変更なし
最終列車の時刻…16分繰り上げ(現行24時16分→24時発へ。行先は新田辺行き)


特筆すべき点

①大和西大寺行き急行の増加

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*イメージ

大和西大寺から奈良方面に直通する急行は、大和西大寺で難波方面から来た
奈良行き急行と接続を図ることがあります。

それを難波方面から来た列車に大和西大寺から奈良までの輸送を一括させる狙いがあります。

これは今後も浸透する気がしますがどうでしょう?



IMG_8975

②しぶとく生き残る新田辺行き準急

現在朝ラッシュに1本、夕方に3本運転されている平日の下り準急、
17時台の列車が橿原神宮前行きに振替となりますが、それ以外は
このまま存続することになりました。しぶとい。

③夜の急行に一部4連?

京都発22時20分、23時ちょうどに新田辺行き急行が運転されます。


元々この時間帯に運転されているのは、
現行では22時21分発大和西大寺行き急行及び23時1分発奈良行き急行です。

それを短縮したものとなります。


んで新田辺到着が其々22時44分、23時21分ですが、この僅か1分後に
其々22時45分発天理行き各駅停車および、23時22分発橿原神宮前行きが
新田辺始発として運転されるようになります。


この時間だと既に上り列車で新田辺行きも運転されていますが、
新祝園の時刻表を見ている限りどうもかみ合いません。


となってくると恐らく新田辺で化ける形となるため、この2本に関しては4両に
なるのではという予測がまことしやかに囁かれています。

④大阪難波最終連絡の繰り上げ

現在、京都から大阪難波への最終連絡は22時50分発奈良行き特急ですが、
今回の変更で大和西大寺23時37分発大阪難波行き各駅停車が東花園行きに短縮となります。


そのため、大阪難波への最終連絡が22時38分発大和西大寺行き急行と
なります。

*22時50分発奈良行き特急は22時55分に繰下げとなります。
大和西大寺・大和八木経由で榛原・高安方面への接続があります。


ここからは橿原線・天理線関連となります。

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大和西大寺5時27分発橿原神宮前行き急行の設定

純粋に新設される列車です。
大和八木で5時52分発伊勢中川行き急行と、
同じく5時52分発五位堂行き各駅停車(五位堂から大阪上本町行き急行)

橿原神宮前で6時1分発古市行き各駅停車および6時7分発大阪阿部野橋行き特急、
また6時10分発吉野行き各駅停車に接続します。

従来の急行1本目は5時49分で、これの大和八木到着は6時10分でした。
この時大和八木での接続は上りの特急以外ほとんど考慮されておらず、
大和八木からの移動に時間を要しました。

*例えば大和西大寺から宇治山田まで抜けるまで
最速でも130分(特急乗換えで7時59分着)だったのが、
今回の変更で特急を利用せずとも伊勢中川乗換えで7時50分着に短縮。



なお、橿原線及び天理線の最終ですが、

下りに関しては橿原神宮前行き・天理行き共々改正前後で2・3分程度の
変更にとどまっています。



IMG_8262

それでは上りを見ていきます。

橿原神宮前時点での始発・終発の時刻ですが、
始発:現行通り
終発:4分繰り下げ、行先を新田辺行きに変更

となっています。これに先立って解説しますが、
天理24時1分発新田辺行きが運転取りやめとなり、
同時に天理の最終時刻についても9分繰り上がり、
23時52分発平端行きに短縮となっています。


この列車は平端で新田辺行き最終および、
24時1分発橿原神宮前行き最終に接続します。




京都行き最終の繰り上げ

各路線とも終発の時刻はそれほど大きく変わりませんが、終発の行先が短縮が
一部で行われています。

大和西大寺23時16分発京都行き各駅停車が新田辺行きに短縮されるため、
新田辺以北の終発が15分繰り上げとなりました。


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午前上り準急廃止

現在新田辺8時10分発で運転されており、京都まで先着する京都行き準急ですが、
変更で8時12分発京都行き各駅停車に振り替えられます。

午前中に運転される上り準急はこれしかありませんので、今回の変更で
一旦消滅、ということになります。それが恒久的なものかどうかは断言はしませんが、
変更で設定される各駅停車は京都まで先着するので、復活の可能性は絶望的と
言っていいでしょう。


上り新田辺始発の急行設定

実質奈良または橿原神宮前始発の急行が新田辺始発に短縮されただけの話ですが。

21時46分発、22時11分発、22時50分発が該当します。


このうち21時46分発と22時11分発は、新田辺到着直前に新田辺止まりの
上り各駅停車が到着するダイヤとなっています。また双方とも
別の各駅停車が停車しているようなので、化け運用確定。

22時50分については直近に新田辺に到着する22時49分の列車が京都行きで、
新田辺止まりは22時40分に到着済みです。

これも化け運用となると各駅停車が各駅停車を待つという奇妙な現象が
また現れることになります。

筒井・九条・西ノ京・尼ヶ辻から京都への最終列車繰り上げ

現在のこれら4駅からの京都への最終は橿原神宮前22時20分発新田辺行き
各駅停車ですが、今回の変更でこの列車の運転が無くなるため、
京都への最終連絡は橿原神宮前22時10分発京都行き各駅停車となります。




土休日についても見ておきましょう。

まずは下りについて。


京都駅時点で始発は変更なし、終発は平日と同様、16分繰り上げとなります。
行先は新田辺行きで変更ありません。

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下り準急の復活

土休日は上り1本だけの運転となっていた準急が、今回の変更で下りに
再度1本だけながら設定されることとなりました。

8時1分発となっています。

なお現行で設定されている8時1分発橿原神宮前行き各駅停車の
格上げですが、新田辺までの到達時間は各駅停車よりも遅くなります…。
格下げじゃんそれ…


また通過駅となる十条・上鳥羽口・伏見への輸送力補完で
8時3分発新田辺行き各駅停車が設定されます。



上りはどうでしょうか?

上りは、土休日に関しても大和西大寺時点で京都への最終列車が
23時5分発(現行から11分繰り上げ)となっています。

その他
IMG_8977

しれっと上り準急増発

風前の灯火状態であることには変わりありませんが、
土休日上り1本だけだったのが2本に増えます。


時刻は現在、新田辺9時32分発ですがこれについては廃止、
代替列車の設定はありません。

新たに設定されるのは7時25分、15時18分の2本です。


いずれの便も京都へ先着します。

筒井・九条・西ノ京・尼ヶ辻から京都への最終列車繰り上げ

平日と同様繰り上げとなります。土休日においては橿原神宮前22時31分発
大和西大寺行き各駅停車が最終となっていますが、今回の変更で
橿原神宮前22時16分発大和西大寺行き各駅停車が最終連絡となります。





京都線についてはこれで以上となります。

次回は名古屋・山田・鳥羽・志摩の4路線について解説しますが、
多少長くなるかもです。



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こちらの記事の続きとなります。

今回は奈良線編です。
といっても、時刻表を見た感じ殆ど変化が見られませんでした。

阪神電車でダイヤ改正が実施されないため、最終時間帯のなんば線の列車が
一部行先変更をした以外、大きな変化がありませんでした。

解説に移りましょう。


IMG_6011


まずは平日下り列車について。大阪難波を基準とします。


始発時刻…現行と変更なし。
終発時刻…現行から20分繰り上げ(24時25分発→24時5分発。行先は東花園行きで変更なし。)


特筆すべき点

①6時22分発大和西大寺行き快速急行の設定

現行では1日1本設定されている大和西大寺行き快速急行、今回の変更で
もう1本追加されます。

これに伴い、現行6時11分発東生駒行き各駅停車が東花園行きに短縮されます。

代替として、東花園6時34分発大和西大寺行き各駅停車が設定されます。


②23時05分発奈良行き急行→準急へ繰下げ

出発時刻は変わりませんが、種別が準急へ繰下げとなります。
この変更で廃止となる22時57分発大和西大寺行き区間準急の代替となります。

なお、瓢箪山・枚岡・額田の各駅は停車列車が減少となります。


東花園以遠への最終列車の繰り下げは、阪神なんば線との兼ね合いで
行われませんでした。




IMG_6089

続いて上り列車。

近鉄奈良を基準として、

始発時刻、終発時刻とも変更前後での変動はありません。


①入庫?化け運?

現行ダイヤで

20時57分発大阪難波行き準急(変更後20時56分発)
21時21分発大阪難波行き準急(変更後21時28分発)
22時14分発尼崎行き各駅停車(変更後22時14分発)

の3本が何れも大和西大寺行き各駅停車に短縮されます。

そして現行ではこれらの列車の大和西大寺出発時刻は其々、

21時3分、21時27分、22時21分発となっています。


変更後、西大寺で列車接続を行いますが、それらの出発時刻は其々

21時4分、21時38分、22時22分となっています。

うち21時38分発に関しては現行ダイヤを引き継いでいる形です。


21時28分に関しては何とも言えませんが、
残り2本は化け運用なのかどうかが気になるところです。

化け運用であれば全く意図が分からないものですし、
入庫目的であることを祈るのみです。



なぜそんなタイミングで緩急接続?

ダイヤ変更後、22時57分発東花園行き各駅停車、
23時5分発大阪難波行き区間準急がそれぞれ設定されます。

元々は大和西大寺23時4分発東花園行き各駅停車の始発駅を
奈良にしたものです。


区間準急に関しては純粋に新設です。

途中、東花園で緩急接続を実施します。
ここ始発の23時38分発尼崎行き各駅停車に接続します。

正直、この列車の設定意義があまり理解できませんでした。
*別にこれに乗ったところで尼崎から先への接続が良くなるわけでもない。



IMG_6021

土休日はどうでしょうか?

下り

始発・終発共に平日と同様


その他特筆すべき点:特になし。


特急の運転時間が10分繰り下がって、元の時間に準急が捻じ込まれているなどの
変化がありましたが、とくに取り上げるほどのものではないので省略。


上り

始発・終発とも変更なし。

こちらも特筆するべきような変更点がありませんでした。




次回は京都・橿原線に関して取り扱うこととします。

それでは。


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お久しぶりです。前回、こちらの記事(http://kintetsu2412.livedoor.blog/archives/9940328.html)で
お伝えしました、近鉄において2021年7月3日に実施されるダイヤ変更の詳細が判明しました。

減便と言われれば減便ですが、管理人の地元は減便の対象からギリギリ逸れている区間であったため、
特に痛みは被りませんでした。そんなことは置いておいて、ダイヤ変更について
その特徴を見ることにしましょう。


IMG_7972

まずは大阪線。

下り列車から見ていくことにします。

2020年3月変更ダイヤとの比較も実施します。

・始発列車の時刻…旧ダイヤとの変化なし
・最終列車の時刻…既報通り20分繰り上げ(24時28分→24時8分。行先は高安行きのまま)

まずは大阪上本町を基準としてみます。

・下り平日で特筆すべき点

①5時41分発大和八木行き各駅停車→新ダイヤで5時40分発名張行き各駅停車に

時刻表を辿ってみると名張7時13分発伊勢中川行き急行が設定されています。
この列車の名張到着は7時12分なので、恐らくこの列車はトイレ付4両が充当されます。

大和八木6時39分発伊勢中川行き急行の区間短縮という形です。

②五十鈴川行き急行減便(現行12本→新ダイヤでは5本に。7本が伊勢中川行きに短縮か廃止)

短縮される列車は全て、
伊勢中川で名古屋から来た五十鈴川行きに接続する形となります。

③昼間の区間準急が全て五位堂又は大和朝倉止めに統一

④謎の16時4分発高安行き準急の出現

高安で16時26分発(大阪上本町15時57分発)河内国分行きに接続する列車となります。
なぜこの設定をするのかは不明です。

⑤深夜時間帯のダイヤ調整

22時台に関して、現行4本ある区間準急が1本に減便されます。
それに合わせて高安止まりの各駅停車が現行3本あるうち、
2本が五位堂、大和朝倉まで運転されます。

22時39分には名張行き準急が設定されます。

この列車は、現行ダイヤ
22時36分発大和八木行き急行
22時41分発大和朝倉行き区間準急
の代替となります。

高安で22時30分発大和朝倉行き各駅停車に接続、
また大和八木で大阪上本町22時52分発の大和八木止まりの急行
からの接続を受けます。

また終点の名張到着は24時10分で、その1分後に
青山町行きに接続となっています。恐らく化けます。


そして気になる終電の繰り上げですが、

高安(大阪上本町時点で20分)・河内国分(大阪上本町時点で8分)と
大和八木(大阪上本町時点で3分だが、到着列車に関しては8分繰り上げ)となりました。


それ以外は列車接続の関係で2~3分程度繰り下がっているかまたは、現状維持のままでした。

IMG_5938


ここからは名張→伊勢中川について。

⑥青山町→東青山間減便
既報通りです。

11時から14時にかけて、名張→伊勢中川の各駅停車が青山町止まりとなり、
1時間1本体制となります。


この時間帯、伊勢中川又は五十鈴川まで向かう急行が東青山始発の各駅停車と
接続することになります。


また夕方大阪上本町18時08分発宇治山田行き快速急行が、
今回の変更で名張まで短縮、名張から19時16分発宇治山田行き急行に変わります。

この列車は普段から8両で、青山町で切り離しを行う列車ですが、
今回の変更で切り離し駅を名張に変更しします。

これに関連する形で名張19時35分発伊勢中川行き各駅停車が廃止となります。





続いて上り平日について。

伊勢中川時点では始発・終発の変更なし。

特筆すべき点

①青山町始発五位堂行き各駅停車の設定

現行ダイヤで設定されている5時4分発の大阪上本町行き急行の代替として、
5時2分発五位堂行き各駅停車が設定されます。

五位堂から6時4分発大阪上本町行き急行に変わります。


②意味不明な化け運用の設定

現行ダイヤで青山町21時4分発大阪上本町行き急行として運転される列車が、
変更後21時03分発名張行き各駅停車に短縮されます。

ところが名張始発21時26分発大阪上本町行き急行が設定されています。

元々のダイヤでは21時27分発であったことを考えると、
化け運用ではないかという予想があります。

それとも車両変更を行うのでしょうか?


また五十鈴川15時18分発名張行き急行が設定されるのですが、
こちらも本をただせば現行ダイヤ15時18分発大阪上本町行き急行です。

名張からは16時35分発大阪上本町行き急行になるとされています。


これはどうも誤植のような気がしますが真相は如何に…



名張→大阪上本町においては特に目を引かれるものはありませんでしたが、
何故か五位堂→高安間の最終列車が繰り下がっていました。

上りの高安行き各駅停車は現行1本運転されていますが、
今回の変更で2本に増えます。

うち1本は大和朝倉23時18分発で、この駅始発です。

そして五位堂時点での時刻ですが、現行23時57分から24時8分へ繰り下がります。


高安の上り列車の終電繰り上げ

現行24時1分→変更後23時40分発



IMG_5966


土休日についても見てみることにします。


まずは下り列車から。


大阪上本町→名張

始発・終発とも平日同様の状態


①五十鈴川行き急行減便、伊勢中川または名張止まりに短縮(現行13本→5本)

朝・昼・晩とも減便対象となりました。
なお、現行17時1分発五十鈴川行き急行の代替については、次項で説明します。


夕ラッシュ時間帯快速急行運転時間帯の変更

現行では平日と同様、18時台から20時台の初便にかけて、およそ15分おきに運転される
快速急行ですが、今回の変更で17時25分から19時56分までの運転となり、

17時台と19時台に関しては1時間に2本の運転となります。

17時25分発に五十鈴川行き快速急行が設定されており、
名張でこの駅17時6分発の急行(名張止まり)の乗客を拾います。

つまり17時1分発の五十鈴川行き急行が17時25分の快速急行で代替されたと考えてください。
(五十鈴川の到着時刻はほとんど変わりません)

IMG_7009


名張→伊勢中川間


平日と同様、青山町→東青山間の減便が見られます。

名張→伊勢中川間の各駅停車が青山町まで短縮されたことによりますが、
平日と同じなため、ここではあえて言及しません。


それ以外に特筆すべき点は見られませんでした。



IMG_6259

それでは上りについて。

伊勢中川→名張間

こちらも伊勢中川時点で始発の繰り下げ、終発の繰り上げはありませんでした。

特筆するような点もなし。


名張→大阪上本町間

2016年以来夕方に快速急行復活

2016年以降運転されてこなかった夕方時間帯の上り快速急行、
どうやら名張から上本町まで上る回送列車の時刻を活用する形で
再び運転されるとのこと。

名張17時17分発となります。

一方で急行が減便となり、17時台に三本松に停車する列車は1本となります。


これ以外は特に気になる点はありませんでした。


また、河内山本で接続する信貴線については、今回の変更で
特に変化がありませんでしたので、今回は解説を省略します。


特急列車についてはまた日を改めて投稿しますので、
よろしくお願いいたします。


次回は奈良線関連を扱うことになります。

それでは。

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