1の続きです。
8月1日から遠征というのは決定事項。
しかし、そこで全員と楽しく行動できるか、それだけが不安だった。
その不安を払拭するべく、今こうして八雲通りで撮影しているわけだが・・・・。
「そんな神妙な顔して、遠征が楽しみじゃないの?」
と、突然後ろから声が。
振り向くと、鹿目だった。
「いや、少し悩み事が合ってね。」
「主のこと?」
「いや、皆と楽しく行動できるか不安でして・・・・。」
「何だそんな心配か。大丈夫大丈夫。私が経験した修羅場よりもやさしいって。」
確かに彼女の言うとおりだ。
鹿目は、ほぼ1年に1回は騒動に巻き込まれる。
小学校時代からの相当激しいいじめに始まり、
中1でフランとレミリアの大喧嘩の仲裁(思えばこれでフランが敬語を使うように)
中2で永遠亭の騒動の収束に行ったり、見滝原で大型魔女の討伐に行ったり、
など。
その時に生死の境をさまよい掛けるほどの修羅場を経験している彼女にとっては、
私の心の状態などそこまで修羅場っているはずなど無い。
それでも・・・・・だ。
さて、どうしたものか・・・。