http://kintetsu2412.livedoor.blog/archives/17617447.html
①はこちら

http://kintetsu2412.livedoor.blog/archives/17697274.html
②はこちら

今回は、近鉄ダイヤ変更の解説第3回目です。
②では京都線の内容をかなり分厚くまとめてました。
今回は、それ以外の変更内容について扱う記事となります。





まずは大阪線から

大阪線は今回の変更では特に主要な変更がなく、一部列車の出発順序の入れ替え、
あるいは列車行先の変更に留まります。*①で解説した五十鈴川行き特急関連を除く

まずは鶴橋時点

平日

①現行6:46発宇治山田行き特急→6:49発に繰下げ
　現行6:48発青山町行き急行→6:47発に変更　　出発順序の入れ替え

土休日

①一部発車順序の入れ替え

現行→変更後
7:38発高安行き準急　　→7:37発高安行き各駅停車
7:40発高安行き各駅停車→7:41発大和朝倉行き準急
7:52発高安行き各駅停車→7:57発高安行き準急（7:54発名張行き急行の後に発車）

現行ダイヤでは、7:38発が7:29発大和朝倉行き各駅停車に接続するダイヤとなっていますが、
今回の変更で7:41発の準急にその役目を譲ります。

また、7:57発の高安行き準急については、7:50発五位堂行き各駅停車に接続します。
こちらは、後述する8:00発大和朝倉行き準急の行先を変更したものとなります。

②一部列車の種別変更

現行→変更後
8:00発大和朝倉行き準急→8:08発大和朝倉行き区間準急
8:03発大和朝倉行き各駅停車→7:59発高安行き各駅停車

平日よりも土休日の方が割と弄られてる気がするんですがそれは（）
7:59発の各駅停車は高安まで先着し、高安で後続の区間準急に連絡するという形となります。



続いて五位堂時点の変更点です。


平日上り
①発車順序入れ替え・繰下げ

現行11:21発大阪上本町行き区間準急→11:25発に繰下げ
　　11:39発大阪上本町行き急行→11:44発に繰下げ
　　11:43発大阪上本町行き区間準急→11:36発に繰り上げ


まず11:21発は、五位堂で11:20発の急行と接続した後、
河内国分まで大和八木11:22発大阪難波行き特急から逃げるダイヤとなっています。

今回の変更で特急の出発時刻が11:19に繰り上がることから、
区間準急の出発時刻を繰り下げることとなりました。
また、先行する急行も恐らく河内国分または布施で新たに待避することとなります。


11:39発の急行は後続の特急が繰り下がる、と言うわけではなく、
元々河内国分手前で後続の特急が急行を煽るダイヤとなっていたのを
修正したという感じです。
その為、この区間準急は大和八木の時点で8分しかその差がないのにもかかわらず、
河内国分まで逃げ切ってしまうという何とも客泣かせな電車となります。

②始発列車の設定

現行9:33発大阪上本町行き各駅停車（大和朝倉8:59発）→9:35発大阪上本町行き各駅停車（始発）

大和朝倉始発の列車で、五位堂出発時点で既に35分は経過しているという
かなり遅い各駅停車ですが、今回の変更で五位堂始発に変わります。
また、この関係からか上本町行き各駅停車の1本が時刻繰り上げの上
区間準急に変更されています。

関連性があるのかどうかは分かりませんが、大和八木時点での変更内容に、
不自然な時間帯に五位堂行きが設定されているということを触れておきたいと思います。



土休日上り
①列車種別の変更
現行9:19発大阪上本町行き各駅停車→9:21発大阪上本町行き区間準急に変更

現行ダイヤでは、大和朝倉8:56発の各駅停車です。
変更後も大和朝倉始発であることには変わりありませんが、
各駅停車から区間準急に種別が変わります。

これに伴い恐らく高安始発の各駅停車を増発する形で
補填が行われるものと思われます。


②2本待避急行の出現

現行19:07発大阪上本町行き急行は、河内国分で大和八木19:03発の特急を待避し、
その後布施でも大和八木19:10発の特急を待避するダイヤとなっていますが、
今回のダイヤ変更でこれを追い抜く特急の大和八木出発時刻が其々、
19:02、19:06に繰り上げられます。結果五位堂で2本待避を実施することとなり、
変更後は19:13発に繰り下がります。

結果、大和八木18:51発大阪上本町行き各駅停車が河内国分まで先着するという
ツッコミどころしかないダイヤが完成します。



続いて大和八木時点での変更点


平日上り

①行先・種別変更

現行9:04発大阪上本町行き区間準急→9:03発五位堂行き各駅停車
　　9:15発大阪上本町行き各駅停車→9:11発大阪上本町行き区間準急

なぜかこの時間帯に五位堂行き各駅停車が設定されました。
五位堂始発の急行が設定されるような時間帯でもないことを考えると、
一度車庫に入る運用になりそうな気がします。


また、9:15発の各駅停車が9:11発の区間準急となり、
河内国分まで先着するダイヤに変わります。
この各駅停車は今回の変更で五位堂始発となる各駅停車で、
その補填として設定される列車です。


続いて名張時点
名張は下り列車の変更があります。

①最終列車行先変更（平日・土休日共通）

現行23:07発伊勢中川行き各駅停車→23:07発明星行き各駅停車

現在明星始発名張行き各駅停車は早朝に1本設定されていますが、
今回の変更でその逆が復活します。
*と言うよりも伊勢中川での行先変更を取りやめただけですが

②列車時刻の変更（土休日のみ）
現行8:43発松阪行き急行→9:11発に変更
　　9:13発伊勢中川行き各駅停車→8:44発に変更

今回の変更で2列車の出発順序が入れ替わります。
現行8:43発の急行が東青山で伊勢中川行き各駅停車に接続するダイヤとなっていますが、
今回の変更で東青山での接続列車も変更となると思われます。







続いて名古屋線系統です。

こちらは新しい時刻表の貼りだしと同時に名古屋線区での変更内容が
一部触れられていますので、それを先に記載しておきます。

①急行増発（平日）

現行、白子発の下り急行は6:18発が最初ですが、
今回の変更で白子5:58発鳥羽行き急行が設定されます。

現行四日市から伊勢中川方面への始発列車が5:25発津新町行き各駅停車から、
津または津新町で伊勢中川行き各駅停車に乗り継いでいく、という形態となっています。

今回の変更では、この津始発の中川行きが白子始発の鳥羽行き急行に変更となる形です。
四日市から松阪、伊勢市への到達時間が繰り上がります。

現行
四日市5:25→津6:08/6:11→伊勢中川6:25/6:29→松阪6:39→宇治山田7:06/7:11→鳥羽7:26

変更後
四日市5:25→津6:08/6:10→伊勢中川6:24/6:26→松阪6:34→宇治山田6:51→鳥羽7:05


②始発・最終列車時刻変更

平日のみ
現行鳥羽5:22発伊勢中川行き各駅停車→5:24発に変更

土休日のみ
現行四日市23:39発富吉行き各駅停車→23:35発に変更

平日・土休日共通
現行賢島22:18発伊勢中川行き各駅停車→22:14発に変更
現行伊勢若松23:57発平田町行き各駅停車→23:59発に変更


平日の始発時刻繰り下げや最終列車の繰り上げによる影響は分かりません。

まず伊勢中川行きの始発の繰り下げは、恐らく宇治山田時点で3分後ろにいる
宇治山田5:42発名張行き急行（現行5:43発）の待避に関係してくる話のように思えます。


伊勢若松からの鈴鹿線最終の繰り下げは、
どうやら四日市からの最終接続の関係で、現行では接続していなかった
四日市23:40発白塚行き各駅停車からの接続が可能となります。



それ以外の変更については
名古屋・四日市・伊勢中川を基準に見ていこうかと思います。


まずは名古屋時点




①しれっと増える蟹江待避（平日・土休日とも）

現在運転されている四日市行き準急の殆どは、後続の特急から
富吉まで逃げるダイヤとなっていますが、今回の変更で準急の出発時刻が
昼間のほぼすべての時間帯で2分繰り下げられるに伴い、蟹江で待避する準急が
今後増える見込みです。

②列車種別・行先変更（土休日）

現行8:05発四日市行き各駅停車→8:05発富吉行き各駅停車
　　8:13発富吉行き準急　　　→8:13発四日市行き準急

発車順序に加えて出発時間が入れ替わっていますが、富吉以南は
現行とほぼ大差が無くなります。



四日市では殆ど変更がありませんでした。

伊勢中川も確認しておきましょう。

①列車種別・行先変更（土休日）

現行6:11発名古屋行き急行→6:10発四日市行き各駅停車に変更

現行6:11発名古屋行き急行は、四日市6:54発ですが変更後も同じ時間帯に設定されています。
但し普通列車が40分程度で四日市に到達するのは不可能なので、恐らく別個で
新たに列車を仕立てる形になると思われます。

四日市までは各駅停車でおよそ1時間ほど要する列車が多いことを考えると、
四日市に到着するのは7:10頃で、四日市から7:14発の準急に化けるダイヤでしょうか？


山田線・志摩線については、五十鈴川以東の新しい時刻表が見当たらないため、
あくまで現在、Twitter検索でヒットした五十鈴川以西の変更点を扱う程度となります。

それでは見ておきましょう。



宇治山田　伊勢中川方面

平日
①列車行先変更・発車順序変更

現行15:17発伊勢中川行き各駅停車→15:19発に変更
　　15:21発名張行き急行→15:17発名古屋行き急行に変更

なおこれに追随する形で、松阪15:40発名張行き急行が設定されます。

このため、大枠の運行形態に変更はありません。


土休日
①列車行先変更

現行6:12発名張行き急行→6:13発名古屋行き急行に変更

これに伴い、松阪6:27発名張行き急行が設定されます。
松阪始発の名張行き急行はこれ以外に2本、また名古屋・大阪上本町に向かう
急行も合計4本あることから、変更後の松阪～伊勢中川間は、6時台に急行が6本
設定されることとなります（現行5本）。


松阪時点　伊勢中川方面

①列車時刻変更・減便

現行5:58発名張行き急行
　　6:00発名古屋行き急行→6:01発名張行き急行に1本化

この列車は伊勢中川で6:10発四日市行き各駅停車に接続するダイヤとなります。



最後に伊勢中川時点で賢島方面…
といいたいところですが、見た感じだと大きな変更はなさそうです。
*先述した急行の増発や五十鈴川への延長運転を除けば






続いて、奈良線の昼間のパターン再編以外の変更内容についてみていきます。

まずは大阪難波→奈良方面です。


①列車行先・種別変更
奈良線は昼間パターンの再編以外でも変更する箇所が多いです。
特に、東花園で緩急接続を行う各駅停車の短縮と準急の格下げが目立ちます。

まずは準急以下について

現行5:47発石切行き各駅停車　　　→5:48発東花園行き各駅停車に変更
　　6:02発大和西大寺行き各駅停車→6:02発東花園行き各駅停車に変更
　　6:20発瓢箪山行き各駅停車　　→6:19発東生駒行き各駅停車に変更
　　6:48発大和西大寺行き各駅停車→6:47発東花園行き各駅停車に変更
　　6:54発奈良行き準急　　　　　→6:55発奈良行き区間準急に変更
　　7:10発東生駒行き各駅停車　　→7:13発東花園行き各駅停車に変更
　　7:24発奈良行き準急　　　　　→7:22発奈良行き区間準急に変更
　　7:45発東生駒行き各駅停車　　→7:43発奈良行き各駅停車に変更
　　7:52発大和西大寺行き各駅停車→7:51発東花園行き各駅停車に変更
　　8:09発東花園行き各駅停車　　→8:09発大和西大寺行き各駅停車に変更
　　8:17発奈良行き各駅停車　　　→8:19発東花園行き各駅停車に変更
　　8:22発大和西大寺行き準急　　→8:27発奈良行き区間準急に変更
　　8:42発大和西大寺行き各駅停車→8:41発東花園行き各駅停車に変更
　　8:48発大和西大寺行き準急　　→8:49発大和西大寺行き区間準急に変更
　　9:06発東花園行き各駅停車　　→9:07発奈良行き各駅停車に変更
　　9:51発奈良行き区間準急　　　→9:47発大和西大寺行き各駅停車に変更

現行ダイヤ5:47発は、後続の大和西大寺行き準急に
東花園で接続するダイヤとなっています。
こちらは変更後も変わりませんが、
運転区間が東花園までに短縮されます。

なお、東花園からは代替として東花園始発大和西大寺行き各駅停車が
新たに設定されます（東花園6:17発、後述）

現行ダイヤ6:02発は、早朝に運転される数少ない大和西大寺まで
先着する各駅停車でしたが、今回の変更で東花園止まりとなります。

東花園から先の各駅への代替としては、
今回の変更で設定される6:12発大和西大寺行き区間準急が
東花園で追いつく形となります。

現行ダイヤ6:20発は、現在唯一残る瓢箪山行きですが、
今回の変更で東生駒まで延長されることとなります。
これにより瓢箪山どまりの設定がなくなります。

現行ダイヤ6:48発は、東花園で6:54発奈良行き準急に緩急接続する
ダイヤとなっていますが、今回の変更で東花園行きとなると同時に、
後続の6:54発の準急についても、6:55発奈良行き区間準急に変更となります。


現行ダイヤ7:10発は、現行ダイヤ7:16発奈良行き各駅停車と統合する形で
東花園までに短縮されます。東花園から先は、7:22発奈良行き区間準急が
代替列車となります。


現行ダイヤ7:45発は東生駒どまりですが、今回の変更で
それ以降奈良方面へ各駅に停車する列車の間隔が広がることもあり、
今回の変更で奈良行きに延長されます。

東花園・石切・東生駒以遠各駅へは、今回のダイヤで新設される
7:49発大和西大寺行き準急が先着します。

現行ダイヤ7:52発は東花園で8:01発奈良行き準急に緩急接続を行う
ダイヤですが、今回の変更で東花園行きとなります。
東花園以遠へは、8:06発大和西大寺行き区間準急が代替となります。


現行ダイヤ8:09発は、後続の8:11発奈良行き準急、8:14発奈良行き快速急行に
八戸ノ里で追い抜かれるうえに、後続の8:17発の奈良行きとそれ以降近接する
ダイヤとなっています。今回の変更で後続の奈良行きを東花園止めとし、
こちらは大和西大寺まで延長されることとなりました。

なお、後続の奈良行きについては現行8:22発の準急を
区間準急に格下げしたうえで代替することとなります。

現行ダイヤ8:42発は、後続の8:48発の準急および8:52発快速急行から
東花園まで逃げる列車です。今回の変更で東花園止めとなります。
東花園より先は8:48発の準急を格下げした8:49発の区間準急が代替となります。

現行ダイヤ9:06発は東花園行きで、東花園で後続の9:16発奈良行き区間準急に
接続するダイヤとなっていますが、今回の変更でそれが運転取りやめとなることに
伴う代替として、運転区間が奈良まで延長されます。

現行9:51発の区間準急は、先行する9:40発東花園行きからの
乗り換え対応として運転されていますが、今回の変更でそれが
区間準急に格上げ（変更後9:36発東花園行きに追いつく）ことに伴い、
各駅停車に格下げされます。



②夜間パターン再編

どうやら夜間のダイヤについても再編されるようです。
特に20時以降は現在の大阪線同様、東花園止めの各駅停車と、
その代替としての区間準急の増加が目立ちます。
18時以降の現行のダイヤ構成と変更後について比較します。

現行
00　名古屋行き甲特急　　　　　　　　　→00　名古屋行き甲特急
01　奈良行き急行　　　　　　　　　　　→02　大和西大寺行き準急
05　奈良行き準急　　　　　　　　　　　→04　各駅停車（大和西大寺・奈良）
07　各駅停車（大和西大寺・奈良）　　　→07　奈良行き快速急行
10　宇治山田行き特急　　　　　　　　　→10　阪伊乙特急
12　奈良行き快速急行　　　　　　　　　→12　東生駒行き各駅停車
14　大和西大寺行き準急　　　　　　　　→16　奈良行き急行
17　各駅停車(大和西大寺・東生駒・石切)　→20　奈良行き特急
20　奈良行き特急　　　　　　　　　　　→22　準急（大和西大寺・奈良）
22　奈良行き急行　　　　　　　　　　　→24　各駅停車（大和西大寺・奈良）
25　各駅停車（大和西大寺・奈良）　　　→27　奈良行き快速急行
30　名古屋行き乙特急　　　　　　　　　→30　名古屋行き乙特急
31　奈良行き快速急行　　　　　　　　　→32　各駅停車（東生駒）
33　大和西大寺行き準急　　　　　　　　→36　奈良行き急行
36　各駅停車（大和西大寺・東生駒）　　→40　奈良行き特急
40　奈良行き特急　　　　　　　　　　　→42　準急（大和西大寺・奈良）
42　奈良行き急行　　　　　　　　　　　→44　各駅停車（大和西大寺・奈良）
45　各駅停車（大和西大寺・奈良）　　　→47　快速急行（大和西大寺・奈良）
52　奈良行き快速急行　　　　　　　　　→52　各駅停車（東生駒・石切）
56　各駅停車（東生駒・大和西大寺）　　→56　奈良行き急行


阪神尼崎での増結・解放がなくなり、全列車8両での運転となったことで
快速急行の運転時分が繰り上がった関係で、夕方のパターンが再編されました。


20時以降はパターンという概念がないレベルで崩壊しています。
見てて頭が痛い。


時間帯別でみていきます。

20時台

現行→変更後

00　名古屋行き甲特急　　　→00　名古屋行き甲特急
01　奈良行き急行　　　　　→01　大和西大寺行き各駅停車
04　大和西大寺行き準急　　→04　大和西大寺行き準急
06　奈良行き各駅停車　　　→07　奈良行き快速急行
10　松阪行き特急　　　　　→10　松阪行き特急
12　奈良行き特急　　　　　→13　東花園行き各駅停車
14　奈良行き快速急行　　　→17　奈良行き急行
19　石切行き各駅停車　　　→20　奈良行き特急
24　奈良行き急行　　　　　→22　奈良行き区間準急
26　大和西大寺行き準急　　→27　奈良行き各駅停車
30　名古屋行き乙特急　　　→30　名古屋行き乙特急
32　大和西大寺行き各駅停車→32　奈良行き快速急行
36　奈良行き快速急行　　　→37　大和西大寺行き準急
41　大和西大寺行き準急　　→40　奈良行き特急　
45　奈良行き特急　　　　　→41　東花園行き各駅停車
47　奈良行き各駅停車　　　→47　奈良行き急行
50　松阪行き特急　　　　　→50　松阪行き特急
52　奈良行き急行　　　　　→52　奈良行き区間準急
56　大和西大寺行き各駅停車→57　大和西大寺行き各駅停車


大阪難波時点での発着本数に変更はありませんが、
特急が10分間隔にそろえられているという事が判ります。

ただし変更後は区間準急が2本設定されることから、
東花園を越える各駅停車は3本に減ります。

区間準急の運転時間帯が広がっている、という事が見て取れます。


続いて21時台

現行→変更後

00　名古屋行き甲特急　→00　名古屋行き甲特急*厳密には名古屋線内は乙ですが
01　大和西大寺行き準急→02　奈良行き快速急行
04　奈良行き快速急行　→07　東花園行き各駅停車
10　松阪行き特急　　　→10　松阪行き特急
12　東生駒行き各駅停車→12　奈良行き急行
15　奈良行き特急　　　→16　大和西大寺行き区間準急
17　奈良行き急行　　　→20　奈良行き特急
23　奈良行き各駅停車　→22　東花園行き各駅停車
27　大和西大寺行き準急→24　奈良行き快速急行
30　名古屋行き乙特急　→27　大和西大寺行き区間準急
31　奈良行き快速急行　→30　名古屋行き乙特急
35　奈良行き各駅停車　→33　東花園行き各駅停車
40　奈良行き特急　　　→38　奈良行き急行　
41　奈良行き急行　　　→41　奈良行き区間準急
47　奈良行き各駅停車　→45　奈良行き特急
50　松阪行き特急　　　→47　東花園行き各駅停車
53　奈良行き快速急行　→50　松阪行き特急
57　奈良行き区間準急　→52　奈良行き快速急行
　　　　　　　　　　　→57　奈良行き区間準急


全体としては現行より1本増となります。
ただし、その内実は特に近距離利用客にとっては厳しいもので、
瓢箪山・枚岡・額田各駅へは現行5本から4本に減便、
富雄・菖蒲池も、現行6本から4本に減便という形となります。


22時台はどうでしょうか。

現行→変更後

01　奈良行き各駅停車　　　→00　東花園行き各駅停車
06　奈良行き急行　　　　　→04　奈良行き急行
10　名張行き特急　　　　　→07　奈良行き区間準急
11　奈良行き各駅停車　　　→10　名張行き特急
15　奈良行き特急　　　　　→11　東花園行き各駅停車
22　大和西大寺行き各駅停車→20　奈良行き特急
26　奈良行き快速急行　　　→22　大和西大寺行き区間準急
30　名張行き特急　　　　　→24　奈良行き快速急行
34　大和西大寺行き各駅停車→27　大和西大寺行き各駅停車
37　奈良行き急行　　　　　→30　名張行き特急
40　奈良行き特急　　　　　→36　奈良行き急行
47　大和西大寺行き各駅停車→38　東花園行き各駅停車
53　奈良行き快速急行　　　→45　奈良行き特急　　　　
　　　　　　　　　　　　　　46　奈良行き区間準急　　　　
　　　　　　　　　　　　　　50　東花園行き各駅停車　　　　
　　　　　　　　　　　　　　53　奈良行き快速急行

現行よりも3本増便となります。
近年減便傾向が目立つ中で、深夜帯の増発は割と目を惹きますね。



23時以降最終まではこちら

現行→変更後

00　大和西大寺行き各駅停車→01　大和西大寺行き区間準急
05　奈良行き準急　　　　　→05　大和西大寺行き各駅停車
10　名張行き特急　　　　　→10　名張行き特急
12　東花園行き各駅停車　　→12　奈良行き急行
15　奈良行き特急　　　　　→15　東花園行き各駅停車
22　大和西大寺行き区間準急→21　奈良行き区間準急
25　奈良行き急行　　　　　→25　大和西大寺行き各駅停車
28　大和西大寺行き各駅停車→30　奈良行き特急
40　奈良行き特急　　　　　→34　大和西大寺行き準急
42　石切行き各駅停車　　　→42　東花園行き各駅停車
45　奈良行き急行　　　　　→45　奈良行き急行
55　奈良行き区間準急　　　→55　奈良行き区間準急
24:05　東花園行き各駅停車→24:05　東花園行き各駅停車

全体を通しての列車本数に変動はありませんが、
奈良行き特急の出発時刻が10分繰り上がっているほか、
23:42発石切行きが東花園どめとなっています。


④その他

そのほか、急行以上の列車が一部追加または行先変更を行います。

追加される列車

8:33発奈良行き快速急行
8:52発大和西大寺行き急行

以下は生駒始発ですが、この先大和西大寺まで調査を行わないため、
掲載しておきます。

6:01発奈良行き快速急行

生駒始発とする下り列車は、現在夜間に運転される大和西大寺行きが
ありますが、優等列車が設定されていたという話は全く聞いたことがありません。
恐らく初めてではないでしょうか？

行先変更を行う列車

現行9:56発奈良行き快速急行→9:54発大和西大寺行き快速急行に変更
現行17:52発奈良行き快速急行→17:47発大和西大寺行き快速急行に変更





続いて大和西大寺時点での調査です。

奈良方面行きについては、正直目を見張るものが殆ど無い、
と言うか京都線絡みである程度京奈急行が大和西大寺止まりになるとか、
そのあたりのことを既に扱っている関係で、扱う必要性に乏しいので、
上り方面に絞って解説していきます。


①行先・発車時刻・種別変更（朝ラッシュ）

朝ラッシュの区間準急が大幅に増加となっています。

また、阪神線におけるダイヤ改正の絡みからか、
尼崎行き快速急行が増えています。

現行5:16発大阪難波行き区間準急→5:16発尼崎行き区間準急に変更（奈良始発）
　　5:27発大阪難波行き区間準急→5:27発尼崎行き区間準急に変更（奈良始発）
　　5:43発大阪難波行き区間準急→5:37発尼崎行き区間準急に変更（奈良始発）
　　5:52発大阪難波行き準急　　→5:50発尼崎行き区間準急に変更（大和西大寺始発）
　　6:16発大阪難波行き準急　　→6:15発尼崎行き区間準急に変更（大和西大寺始発に変更）
　　6:28発大阪難波行き準急　　→6:26発大阪難波行き区間準急に変更（奈良始発に変更）
　　6:35発大阪難波行き各駅停車→6:36発尼崎行き区間準急に変更（大和西大寺始発）
　　6:42発尼崎行き準急　　　　→6:44発尼崎行き区間準急に変更（大和西大寺始発に変更）
　　6:53発大阪難波行き区間準急→6:51発尼崎行き区間準急に変更（大和西大寺始発に変更）
　　7:14発大阪難波行き快速急行→7:13発神戸三宮行き快速急行に変更（奈良始発）
　　7:26発大阪難波行き準急　　→7:27発大阪難波行き区間準急に変更（大和西大寺始発）
　　7:55発大阪難波行き準急　　→7:57発尼崎行き区間準急に変更（大和西大寺始発に変更）
　　8:00発神戸三宮行き快速急行→8:02発大阪難波行き快速急行に変更（大和西大寺始発に変更）
　　8:28発尼崎行き各駅停車　　→8:25発大阪難波行き準急に変更（奈良始発に変更）
　　8:34発神戸三宮行き快速急行→8:34発尼崎行き快速急行に変更（奈良始発）
　　8:36発大阪難波行き準急　　→8:36発大阪難波行き区間準急に変更（奈良始発に変更）
　　8:45発大阪難波行き区間準急→8:48発尼崎行き区間準急に変更（大和西大寺始発に変更）
　　8:57発神戸三宮行き快速急行→8:57発尼崎行き快速急行に変更（奈良始発）
　　9:13発尼崎行き各駅停車　　→9:16発尼崎行き準急に変更（奈良始発）
　　9:31発神戸三宮行き快速急行→9:29発尼崎行き快速急行に変更（奈良始発）
　　9:44発尼崎行き区間準急　　→9:42発大阪難波行き区間準急に変更（大和西大寺始発に変更）

このうち9:16発尼崎行き準急は、今回の変更で運転取りやめとなる9:23発
大阪難波行き急行の代替ともなります。

東花園で後述する9:08発大阪難波行き各駅停車に接続します。

②午前中列車増発

9:05発大阪難波行き快速急行（奈良始発）
9:08発大阪難波行き各駅停車（西大寺始発）


③夜間列車行先・種別変更
19時以降、現行ダイヤからの変更箇所について軽く触れておきます。

現行19:21発大阪難波行き準急　　→19:24発尼崎行き各駅停車に変更（奈良始発に変更）　　　
　　19:32発神戸三宮行き快速急行→19:30発大阪難波行き急行に変更（奈良始発）　　
　　19:36発尼崎行き各駅停車　　→19:32発大阪難波行き準急に変更（大和西大寺始発）　　　
　　19:40発大阪難波行き急行　　→19:40発神戸三宮行き快速急行に変更（奈良始発）　　　　
　　20:07発尼崎行き各駅停車　　→20:06発大阪難波行き区間準急に変更（奈良始発に変更）　　　　
　　20:28発尼崎行き各駅停車　　→20:28発大阪難波行き区間準急に変更（奈良始発）　　　　
　　20:39発尼崎行き各駅停車　　→20:38発大阪難波行き各駅停車に変更（大和西大寺始発）　　　
　　20:51発尼崎行き各駅停車　　→20:49発尼崎行き区間準急に変更（大和西大寺始発）　　　　
　　21:04発大阪難波行き準急　　→21:06発尼崎行き準急に変更（奈良始発）
　　21:09発尼崎行き各駅停車　　→21:14発尼崎行き区間準急に変更（大和西大寺始発）　　　
　　21:15発尼崎行き快速急行　　→21:21発大阪難波行き快速急行に変更（奈良始発）　　　
　　21:19発大阪難波行き準急　　→21:25発大阪難波行き区間準急に変更（大和西大寺始発）
　　21:38発尼崎行き各駅停車　　→21:37発尼崎行き区間準急に変更（奈良始発）　　　
　　22:00発大阪難波行き準急　　→22:02発大阪難波行き区間準急に変更（奈良始発）　　　
　　22:14発大阪難波行き区間準急→22:17発尼崎行き区間準急に変更（大和西大寺始発）
　　22:34発大阪難波行き快速急行→22:37発尼崎行き快速急行に変更（奈良始発）
　　22:38発尼崎行き各駅停車　　→22:42発大阪難波行き区間準急に変更（大和西大寺始発に変更）
　　23:05発東花園行き各駅停車　→23:07発尼崎行き各駅停車に変更　　
　　23:11発大阪難波行き区間準急→23:18発大阪難波行き各駅停車に変更　　　
　　23:23発尼崎行き各駅停車　　→23:29発東花園行き各駅停車
　　

区間準急への格上げが目立ちます。

大和西大寺時点で、大阪難波行き最終が現行から5分繰り上がります。
東花園行き最終については変更ありません。

④廃止となる列車

以下は同様の種別・同じ駅までしか向かわない列車が
近い時間に存在しない場合に廃止したと判断しています。

現行　20:13発大阪難波行き急行
　　　20:36発大阪難波行き急行
　　　22:22発尼崎行き各駅停車
　　　22:47発東花園行き各駅停車




①、③が意味するものは即ち、東生駒始発の各駅停車も
大幅に削減される、と言うことです。
それはおろか東花園から奈良方面に向かう各駅停車も削減されることを意味します。

東花園時点の奈良方面各駅停車

現行（計80本）→変更後（計68本）
平日
瓢箪山行き:1本　　→廃止
石切行き:3本　　　→1本
東生駒行き:14本　　→12本
大和西大寺行き:38本→44本
奈良行き:24本　　　→11本


全体を見ると12本減便で、大和西大寺行きが増加しているのは昼間のパターン再編によります。

特に早朝～朝と深夜時間帯は区間準急への置き換えが目立っています。

6時台

現行→変更後
09　大和西大寺行き準急　　　　　　　　→13　大和西大寺行き準急
12　石切行き各駅停車　　　　　　　　　→17　大和西大寺行き各駅停車（東花園始発）
24　大和西大寺行き各駅停車　　　　　　→29　大和西大寺行き区間準急
34　大和西大寺行き各駅停車（東花園始発）→37　大和西大寺行き各駅停車（東花園始発）
44　奈良行き各駅停車（東花園始発）　　　→43　東生駒行き各駅停車
47　瓢箪山行き各駅停車　　　　　　　　　→58　奈良行き準急
54　東生駒行き各駅停車

全体を通して1本純減だけでなく、瓢箪山～額田各駅への停車列車が2本削減となりました。
このうち29分の区間準急は東花園止まりの各駅停車から接続を受けます。

7時台

00　奈良行き準急　　　　　→00　大和西大寺行き各駅停車
04　東生駒行き各駅停車　　→12　奈良行き区間準急　
12　奈良行き準急　　　　　→26　大和西大寺行き準急
15　大和西大寺行き各駅停車→27　奈良行き各駅停車
23　奈良行き準急　　　　　→39　奈良行き区間準急
25　奈良行き各駅停車　　　→52　大和西大寺行き準急
34　東生駒行き各駅停車　　→55　大和西大寺行き各駅停車
42　奈良行き準急
45　奈良行き各駅停車
53　大和西大寺行き準急
57　大和西大寺行き各駅停車

7時台は特に削減度合いが酷く、現行と比較して4本減便となります。
瓢箪山近辺の停車列車に関しては現行6本から5本と1本削減に留まるものの、
準急が3本削減となるだけでなく、朝ラッシュにも拘らず待ち時間が
10分以上発生する事象が度々発生します。


8時台
05　東生駒行き各駅停車　　→03　東生駒行き各駅停車
10　東生駒行き各駅停車　　→05　大和西大寺行き準急
18　奈良行き準急　　　　　→09　奈良行き各駅停車
20　大和西大寺行き各駅停車→23　大和西大寺行き区間準急
31　大和西大寺行き準急　　→32　大和西大寺行き準急
32　東生駒行き各駅停車　　→36　大和西大寺行き各駅停車
41　大和西大寺行き準急　　→45　奈良行き区間準急
44　奈良行き各駅停車　　　→58　大和西大寺行き準急
54　大和西大寺行き準急
58　奈良行き各駅停車

こちらも準急・各駅停車とも1本ずつ削減となっています。
朝に関しては減便基調が特に顕著になっています。

21時台

00　大和西大寺行き準急　　→09　奈良行き区間準急
02　大和西大寺行き各駅停車→21　大和西大寺行き各駅停車
11　奈良行き各駅停車　　　→36　大和西大寺行き区間準急
23　大和西大寺行き準急　　→46　大和西大寺行き区間準急
24　大和西大寺行き各駅停車
36　東生駒行き各駅停車
45　大和西大寺行き準急
48　奈良行き各駅停車

現行と比較して4本減便となります。
今回の変更、特に瓢箪山界隈にとってはかなり厳しいものですね…



取り敢えず、これで大体のところは取り上げられたかと思います。
「これも扱ってくれよ」っていう要望がありましたら、
コメント欄に書いていただけるとありがたいです。


次回は近鉄特急の変更について扱おうかと思います。
その後に阪急、阪神、山陽の3鉄道会社の改正についても、
（一応予想を立てたという事も有るので）解説記事を書いていくことになります。
もうしばらくお待ちください。







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#近鉄ダイヤ変更2022

#近鉄

http://kintetsu2412.livedoor.blog/archives/17617447.html
①は↑こちらをご覧ください。

今回は、大まかな予想しかしていない、或いは
予想もしていない他路線における変更の概要について、
軽く解説していきます。

まず前提として知っておきたいのは、
今回の変更の対象の殆どが奈良線・京都線区であるということです。
と言うより、京都線だけでおなか一杯になるレベルです。
それを念頭に置いたうえでお読みくださいませ。





①国際会館直通急行運転時間帯の変更（平日）

プレス通り、竹田から烏丸線に直通する急行の運転時間帯が、
奈良駅を基準として、平日に限り以下のように変更となります。

現行:9~14時
変更後:7・9・10時、15~18時

現在の運行本数は平日6本ですが、
今回の変更で大幅に増便され、11本となります。



但し、今回の運転時間帯変更により運転されなくなる
11~14時台について、京奈急行に振り替えるのではないかと予想していましたが、
それが行われず、当該時間帯については毎時1本ずつ減便となります。

また、それ以外の運用に関しても変更が発生していますので、
運行パターンの変更については一旦後回しにします。





②京都線区各駅停車・急行系統分割（主に平日）

京都線で運転されている各駅停車の系統の多くは、

京都・新田辺
京都・大和西大寺
京都・橿原神宮前

ですが、今回の変更で一部列車を除き新田辺と大和西大寺で
それぞれ系統分割を実施します。

これにより、京都線区における各駅停車の基本的な形態は
以下のようになります。

京都・新田辺
新田辺・大和西大寺または橿原神宮前




京都線の各駅停車については、朝昼関係なく京都市内は混雑が激しく、
特に朝ラッシュ時間帯の京都・新田辺間については、今回の変更で
全列車が6両編成に統一されるレベルです（尤もこちらはそもそも減便も絡んでいますが）。


乗り換えが発生するという点においては非効率ですが、
京都市内への輸送を考えると致し方ないどころか、
今回の変更の中でもかなりいい変更のように思えます。





また急行についても、上下線の一部列車が大和西大寺始発・終着となります。




下り列車について、変更の対象となるのは主に昼間の奈良行きで、
元々奈良線からの列車が近い時間帯に運行されていることから、
そっちに集約してしまった方が良いという判断からのものでしょう。



一方上り列車については、橿原神宮前始発の一部が大和西大寺止まりとなります。
橿原神宮前行きは殆ど変更がないのに、橿原神宮前から出る急行の多くが
大和西大寺止まりって、何そのギャグ。

京橿・京奈系統における急行の行先について、
変更前と変更後について集計をかけるとこんな感じとなります。
*特に変化の大きい平日のみ

現行→変更後

国際会館行き　　　6本→11本
京都行き　　　　　64本→59本　
新田辺行き　　　　　3本→廃止
宮津行き　　　　　　2本→3本
大和西大寺行き　　10本→14本　
奈良行き　　　　　20本→18本
天理行き　　　　　　8本→10本
橿原神宮前行き　　37本→37本　

運転時間帯も大幅な変更となります。それを踏まえたうえで、
現在の昼間における運行パターンと変更後の昼間のパターンについて、
上下線ともに書いていきたいと思います。ﾓｳﾔﾀﾞ


上り　大和八木時点でのパターン
大和八木時点での運行パターンについて、
10~12時台と13~15時台で変わっているようなので、
以下のように併記しています。見にくいかもしれませんが、
ご了承ください。


現在→変更後A（10~12時台）　
　　　変更後B（13~15時台）*（A/B共通）と書かれている列車は、A/Bとも共通です。

06　京都行き特急　　　　　　　　　　　　　　　　→09　大和西大寺行き急行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　08　京都行き特急
09　京都行き各駅停車　　　　　　　　　　　　　　→13　大和西大寺行き各駅停車（A/B共通）
23　京都行き急行　　　　　　　　　　　　　　　　→26　京都行き特急
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　22　京都行き急行
28　京都行き各駅停車（時間により大和西大寺行き）→32　大和西大寺行き各駅停車（A/B共通）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　26　京都行き特急
36　京都行き特急　　　　　　　　　　　　　　　　→42　京都行き急行（一部大和西大寺行き）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　44　京都行き急行
47　京都行き各駅停車（時間により大和西大寺行き）→46　京都行き特急（Aのみ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
53　京都行き急行　　　　　　　　　　　　　　　　→52　大和西大寺行き各駅停車


現行と本数は変わりませんが、

13時以降の変更後Bについては現行とほぼ同じパターンを踏襲する一方、
変更Aについては特急列車を含めて、パターンを再編するようです。
また確定的なことは言えませんが、毎時間急行が平端か大和西大寺で特急に
追い抜かれるという光景が日常と化しそうです。

特急と急行の近接具合から見ても平端待避でしょうかね？

逆に各駅停車については、大和西大寺まで先着するダイヤとなりそうです。


続いて大和西大寺


*現在のパターンと変更後のパターン（大和西大寺駅時点）

現在→変更後
（）が無い場合は全列車が大和西大寺始発です。

08　国際会館行き急行（奈良始発）→05　京都行き特急（橿原神宮前・奈良始発）
18　京都行き急行　　　　　　　　→07　京都行き急行（橿原神宮前・大和西大寺始発）
22　京都行き各駅停車　　　　　　→17　新田辺行き各駅停車
25　京都行き特急　　　　　　　　→25　京都行き特急（橿原神宮前・奈良始発）
37　京都行き急行　　　　　　　　→27　京都行き急行（奈良・大和西大寺始発）
42　京都行き各駅停車　　　　　　→37　新田辺行き各駅停車
45　京都行き特急　　　　　　　　→45　京都行き特急（橿原神宮前・奈良始発）
49　京都行き急行　　　　　　　　→47　京都行き急行（橿原神宮前・大和西大寺始発）
55　京都行き特急　　　　　　　　→57　新田辺行き各駅停車
59　京都行き各駅停車

国際会館系統が削減された分、変更前の10本から1本純減となります。
殆どの列車が20分間隔となるため、割と覚えやすいダイヤとなります。
また、この変更によって恐らく京都線内での急行の特急待避が、
少なくとも昼間は消滅すると予想します。

逆に各駅停車については、新祝園で特急と急行を連続で待ち合わせする、
と言うダイヤ構成でしょうか。


続いて新田辺駅です。


現行→変更後

03　京都行き各駅停車　　　→04　京都行き急行
11　京都行き急行　　　　　→11　京都行き各駅停車
15　京都行き各駅停車　　　→19　国際会館行き各駅停車
25　国際会館行き急行　　　→24　京都行き急行
28　京都行き各駅停車　　　→29　京都行き各駅停車
35　京都行き急行　　　　　→40　京都行き各駅停車
40　国際会館行き各駅停車　→44　京都行き急行
47　京都行き各駅停車　　　→48　国際会館行き各駅停車
54　京都行き急行　　　　　→58　京都行き各駅停車
58　国際会館行き各駅停車


こちらも国際会館行き急行の補填が無い関係上、
1時間あたりの本数が10本から1本純減となります。

国際会館行き各駅停車の運行パターンが30分間隔に変更されています。
現行ダイヤでは毎時間とも偏りがあることを考えると、
こちらも利用者目線からすれば悪くないでしょうか。



一方下り列車についても見ておきましょう。

現行→変更後

10　橿原神宮前行き特急　　　　　　　　　　　→01　大和西大寺行き急行
12　橿原神宮前行き急行　　　　　　　　　　　→10　橿原神宮前行き特急
16　橿原神宮前行き各駅停車　　　　　　　　　→11　新田辺行き各駅停車
27　奈良行き急行（一部大和西大寺・天理行き）→20　橿原神宮前行き急行（一部奈良行き）　
31　新田辺行き各駅停車　　　　　　　　　　　→26　新田辺行き各駅停車
40　橿原神宮前行き特急　　　　　　　　　　　→30　奈良行き特急
42　橿原神宮前行き急行　　　　　　　　　　　→40　橿原神宮前行き急行
46　橿原神宮前行き各駅停車　　　　　　　　　→42　新田辺行き各駅停車
50　奈良行き特急　　　　　　　　　　　　　　→50　橿原神宮前行き特急
58　橿原神宮前行き各駅停車　　　　　　　　　→53　新田辺行き各駅停車


京都時点では本数の減便はありません。
下りに関しては、殆どの列車が大久保か新田辺で特急待避をするパターンになりそう。
そして竹田から30分間隔で各駅停車がやって来る感じでしょうね。

その動向もつかむために、丹波橋時点でのパターンについても見ておきましょう。

現行→変更後

00　橿原神宮前行き各駅停車→04　新田辺行き各駅停車
10　奈良行き急行　　　　　→10　大和西大寺行き急行
12　橿原神宮前行き各駅停車→13　新田辺行き各駅停車
17　橿原神宮前行き特急　　→17　橿原神宮前行き特急
22　橿原神宮前行き急行　　→23　新田辺行き各駅停車
24　新田辺行き各駅停車　　→29　橿原神宮前行き急行
30　橿原神宮前行き各駅停車→37　奈良行き特急
37　奈良行き急行　　　　　→39　新田辺行き各駅停車
43　新田辺行き各駅停車　　→46　新田辺行き各駅停車
47　橿原神宮前行き各駅停車→49　橿原神宮前行き急行　
49　新田辺行き各駅停車　　→54　新田辺行き各駅停車　
52　橿原神宮前行き急行　　→57　橿原神宮前行き特急
57　奈良行き特急


毎時13分と46分がそれぞれ国際会館から運転される系統とみます。
やはり急行が待避するとすれば、現行とほぼ同じで新田辺か新祝園でしょうか。


続いて下りの新田辺駅です。


現行→変更後

00　橿原神宮前行き各駅停車　→03　橿原神宮前行き急行
10　橿原神宮前行き急行　　　→10　橿原神宮前行き各駅停車
21　橿原神宮前行き各駅停車　→24　大和西大寺行き急行
28　奈良行き急行　　　　　　→33　大和西大寺行き各駅停車
40　橿原神宮前行き急行　　　→43　橿原神宮前行き急行
41　橿原神宮前行き各駅停車　→51　大和西大寺行き各駅停車
51　奈良行き急行


国際会館からの直通が削減される関係で、1時間あたり7本から1本純減となります。
新田辺以南は全列車大和西大寺まで先着となりそうです。

続いて大和西大寺駅下り

現行→変更後

11　橿原神宮前行き特急　　　→02　橿原神宮前行き急行
16　橿原神宮前行き各駅停車　→12　橿原神宮前行き各駅停車
26　橿原神宮前行き急行　　　→20　橿原神宮前行き特急
35　橿原神宮前行き各駅停車　→26　橿原神宮前行き急行
41　橿原神宮前行き特急　　　→35　橿原神宮前行き各駅停車（新田辺始発）
53　橿原神宮前行き各駅停車　→40　橿原神宮前行き特急
57　橿原神宮前行き急行　　　→51　橿原神宮前行き各駅停車



パターンが再編されていますが、現行と本数は変更ありません。
新田辺から来る各駅停車は1時間1本となります。


パターンの変更についてはひとまずこのような感じでしょうか。


その他、京都線区絡みでの変更について紹介しておきます。



③新田辺行き急行消滅（下り列車のみ）

現在運行されている新田辺行き急行は、今回の変更で以下のとおり変更されます。
（何れも京都駅発車時刻）

平日

9:33　→9:35宮津行き急行に振替
22:20→22:16大和西大寺行き急行に振替（新田辺で22:43発大和西大寺行き各駅停車に接続）
23:00→23:00大和西大寺行き急行に振替（新田辺で23:22発橿原神宮前行き各駅停車に接続）

土休日
22:18→22:16大和西大寺行き急行に振替（新田辺で22:43発奈良行き各駅停車に接続）
23:00→23:00大和西大寺行き急行に振替（新田辺で23:23発橿原神宮前行き各駅停車に接続）


このうち夜間に運転される平日・土休日の各2本については、
新田辺から各駅停車に化けるスジで、4両編成での運転となっていました。
そのあたりが不評を買ったのかどうかは知りませんが、新田辺での緩急接続、
という形に改められます。


上り列車についても、新田辺から急行に化ける列車が運転されていますが、
こちらは大和西大寺と新田辺の時刻表を見る限りでは、新田辺での種別変更が
これからも続く見込みです。





④新田辺行き準急消滅

現在運転されている新田辺行き準急は、今回の変更で次のように変更されます。
（何れも京都駅発車時刻）

平日

8:39　→8:41新田辺行き各駅停車が代替
18:05→18:06新田辺行き各駅停車が代替　
19:05→19:02新田辺行き各駅停車が代替

土休日

8:01→7:59新田辺行き各駅停車が代替

近年、京都線の準急は十条・上鳥羽口・伏見の3駅のみ通過し、
それ以外の各駅に停車する形態で、下り列車に関しては、
後続の急行から逃げ切ってかつ向島や小倉など、城陽市、京田辺市方面への
速達輸送の補完という位置づけに過ぎず、ラッシュ時に1時間1本運転される程度の
存在となっていました。

今回の変更により新田辺行き準急そのものの設定が無くなります。



余談ですが、京都行き準急については大幅な増発となります。

現行

平日
17:34（丹波橋以遠急行停車駅へは急行が先着）
18:34（丹波橋以遠急行停車駅へは急行が先着）

土休日
7:25（京都まで先着）
15:18（丹波橋・竹田へは国際会館行き急行が先着）


変更後

平日
7:19（京都まで先着）
8:24（京都まで先着）
8:42（丹波橋以遠急行停車駅へは急行が先着）　
9:47（丹波橋以遠急行停車駅へは急行が先着）
16:58（京都まで先着）
18:55（丹波橋・竹田へは国際会館行き急行が先着）

*17:34→17:33京都行き各駅停車に種別変更
*18:34→18:33国際会館行き各駅停車に種別・行先変更

土休日
7:27（京都まで先着）
10:31（京都まで先着）
15:42（京都まで先着）


運転される時間帯の現行時刻表と変更後の時刻表についても掲載しておきます。
*全列車とも新田辺を基準とします。種別のみの場合は京都行き

7時台
現行→変更後

02　各停停車　　　　　　→00　各駅停車
09　急行　　　　　　　　→08　急行
11　国際会館行き各駅停車→09　各駅停車
14　各駅停車　　　　　　→16　急行
19　急行　　　　　　　　→19　準急
20　各駅停車　　　　　　→22　各駅停車
23　国際会館行き各駅停車→27　急行
28　急行　　　　　　　　→29　各駅停車
30　各駅停車　　　　　　→35　急行
39　急行　　　　　　　　→38　国際会館行き各駅停車
40　各駅停車　　　　　　→43　国際会館行き急行
44　急行　　　　　　　　→46　各駅停車
46　各駅停車　　　　　　→51　急行
54　急行　　　　　　　　→57　各駅停車
55　各駅停車

朝ですら減便されている、ということがよくわかりますね。
京都市に近い向島付近の停車列車本数を可能な限り維持しつつも、
京都市内への先着列車を確保する、という目的もみえます。

また、伏見・上鳥羽口・十条の3駅に停車する列車も純粋に減少することを
考えると、この時間他の各駅停車を6両で統一するという判断はなおさらでしょうね。

8時台
現行→変更後

01　急行　　　　　　　　→02　急行
02　国際会館行き各駅停車→04　国際会館行き各駅停車
09　急行　　　　　　　　→10　国際会館行き急行
12　各駅停車　　　　　　→13　各駅停車
21　各駅停車　　　　　　→18　急行
28　急行　　　　　　　　→24　準急
31　国際会館行き各駅停車→29　各駅停車
36　各駅停車　　　　　　→32　急行
42　急行　　　　　　　　→36　国際会館行き各駅停車
49　各駅停車　　　　　　→42　準急
54　急行　　　　　　　　→47　急行　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　50　各駅停車　　　　　
　　　　　　　　　　　　　57　国際会館行き各駅停車


8時台は、変更前と比較して2本増発されます。
所謂ピークシフトに対応した運用、と見るべきでしょうかね？
但し京都行き各駅停車については現行4本から減便となっています。
この時間帯に関しては、丹波橋以南各駅に停車する列車本数が、
現行の6本から8本に増えています。


9時台

現行→変更後

03　国際会館行き各駅停車→05　急行
10　急行　　　　　　　　→07　各駅停車
11　各駅停車　　　　　　→17　各駅停車
24　急行　　　　　　　　→23　急行
25　各駅停車　　　　　　→32　各駅停車
34　国際会館行き各駅停車→37　国際会館行き急行
41　急行　　　　　　　　→39　国際会館行き各駅停車
42　各駅停車　　　　　　→47　準急
50　国際会館行き各駅停車→52　急行
55　急行　　　　　　　　→54　各駅停車
56　各駅停車　　　　　　

7時台と同様1本減便されます。
この時間になればほぼラッシュ時間帯も終了しているので、
正直準急の設定理由は分かりませんが、丹波橋以南各駅に
停車する列車が現行7本から、変更後は準急を除き5本に減便となります。
その補填と言う意味合いがありそうです。

続いて16時台

現行→変更後

02　国際会館行き各駅停車→00　各駅停車
10　急行　　　　　　　　→05　急行
11　各駅停車　　　　　　→06　国際会館行き各駅停車
18　国際会館行き各駅停車→11　国際会館行き急行
25　急行　　　　　　　　→18　各駅停車
26　各駅停車　　　　　　→24　急行
40　急行　　　　　　　　→28　国際会館行き各駅停車
41　各駅停車　　　　　　→31　各駅停車
48　国際会館行き各駅停車→40　急行
55　急行　　　　　　　　→43　各駅停車
56　各駅停車　　　　　　→48　急行　　　
　　　　　　　　　　　　→58　準急


国際会館行き各駅停車が1本削減される代わりに、国際会館行き急行が増発、
また各駅停車の減便分が準急に割り当てられた感じでしょうか。
伏見だけは減便となります。

現行では26分の各駅停車が出た後、次の上り列車迄14分の空きがありますが、
今回の変更で最大待ち時間が10分に短縮されます。

続いて18時台

現行→変更後

02　国際会館行き各駅停車→01　国際会館行き急行
10　急行　　　　　　　　→09　各駅停車
11　各駅停車　　　　　　→14　急行
18　国際会館行き各駅停車→19　各駅停車
25　急行　　　　　　　　→24　急行
26　各駅停車　　　　　　→32　国際会館行き急行
34　準急　　　　　　　　→33　国際会館行き各駅停車
40　急行　　　　　　　　→40　各駅停車
41　各駅停車　　　　　　→45　急行
48　国際会館行き各駅停車→49　準急
55　急行　　　　　　　　→55　国際会館行き急行
56　各駅停車　　　　　　→58　各駅停車

全体の列車本数は変わりませんが、国際会館行きの比率が増えています。
また、丹波橋以南各駅に停車する列車が削減されており、その補填として
引き続き準急の設定が望ましいという判断から残されたものと思われます。

土休日はどうでしょうか？

7時台

現行→変更後

04　各駅停車　　　　　　→03　各駅停車
11　急行　　　　　　　　→10　急行
14　国際会館行き各駅停車→12　国際会館行き各駅停車
18　各駅停車　　　　　　→15　各駅停車
23　急行　　　　　　　　→24　急行
25　準急　　　　　　　　→27　準急
35　各駅停車　　　　　　→32　各駅停車
42　急行　　　　　　　　→39　急行
47　国際会館行き各駅停車→44　国際会館行き各駅停車
54　急行　　　　　　　　→49　各駅停車
56　各駅停車　　　　　　→54　急行
　　　　　　　　　　　　→57　国際会館行き各駅停車

準急は発車時間2分繰り下げたのみで、何方かと言うと現行8:05発
国際会館行き各駅停車が7:57発に繰り上がって7時台の本数が増えただけの感じです。


10時台

現行→変更後

04　各駅停車　　　　　　→05　各駅停車
08　急行　　　　　　　　→10　急行
11　国際会館行き各駅停車→19　各駅停車
17　国際会館行き急行　　→24　急行
22　各駅停車　　　　　　→31　準急
26　国際会館行き各駅停車→35　各駅停車
34　急行　　　　　　　　→41　国際会館行き急行
35　各駅停車　　　　　　→45　国際会館行き各駅停車
47　国際会館行き急行　　→54　急行
48　国際会館行き各駅停車→57　各駅停車
58　急行
59　各駅停車

国際会館行きが各駅停車・急行共に減便となり、全体で見ても2本減便となっています。
特に丹波橋までの各駅の停車列車数が準急を抜くと7本に減少となります。
但し、伏見・上鳥羽口・十条の3駅に向かう列車は現行と変わらず4本です。

ということで、丹波橋以南各駅への列車本数補填が設定目的となります。


15時台

現行→変更後

10　急行　　　　　　　　→04　急行
11　各駅停車　　　　　　→08　各駅停車
18　準急　　　　　　　　→13　国際会館行き各駅停車
23　国際会館行き急行　　→25　急行
24　各駅停車　　　　　　→26　各駅停車
30　国際会館行き各駅停車→33　各駅停車
39　急行　　　　　　　　→39　急行
40　各駅停車　　　　　　→42　準急
51　各駅停車　　　　　　→51　国際会館行き急行
58　急行　　　　　　　　→52　各駅停車

この1時間前の14時台は、52分発が国際会館行き各駅停車ですが、
この時間帯については京都行きとなるため、新田辺で緩急接続を行います。
*1時間前のダイヤでは大久保で緩急接続か？

その関係なのかどうかは知りませんが、42分発の準急は竹田まで逃げ切ります。
また、各駅停車についてもその後やってくる急行が16時12分発なので、
京都まで先着となります。




正直、京都線でここまでの分量になるのは正直予想外でした。
まだ変更内容をすべて紹介しきったわけではありませんが、
一旦ここで止めて、これ以外の変更内容はまた別の記事で扱うことにします。







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